北米氷上釣り事情

 4年前位から、北米の氷上釣り愛好家が多く集まる掲示板「iceshanty.com」(トップ写真参照)に参加しており、あちらの方との交流を楽しんでいます。

 3年程前にそこでミシガン州のわかさぎ釣り愛好家の方と知り合い、facebookを開始し、他の方とも知り合うことが出来ました。これまでの交流から、以下で、1氷上釣り全般、2わかさぎ釣り、3パイクのヤス漁についてご紹介したいと思います。

1 北米の氷上釣り

 日本では、氷上釣りと言えばわかさぎ釣りですが、北米ではどんな魚を狙っているのでしょう?

 人気の魚は、クラッピー(Crappie)ウォールアイ(walleye)イエローパーチ(yellow perch)パイク(pike)ブルーギルバスマス類 のようです。残念ながら、わかさぎは、氷上釣りをする方はいても、上位には、入っていないようです。

 クラッピーはサンフィッシュ科の淡水魚で、淡水魚の中では最も味が良いものの1つのようです。人気の釣魚で、陸からのエサ釣りも行われているようで、バス釣りの外道としても知られています。

 ウォールアイはスズキ科の50cm位の魚で、最大1m位になります。氷上釣り以外のシーズンでも大変人気があります。これも美味しい魚のようです。

 イエローパーチは、縦縞の入った淡水魚で、通常20cm前後、最大で50cm以上に育つようです。氷上釣りの人気魚で、食べても白身で美味しい魚のようです。

 パイクは、鋭い歯を持った1m以上になる細長い魚で、和名はカワカマスです。ルアー釣りの対象魚で、氷上以外の時期にも、大物釣り師達のターゲットとして有名な魚です。

2 北米のわかさぎ釣り

 北米にもわかさぎを中心に狙っている釣り人がいます。最初に知り合ったミシガンの方もわかさぎを中心に狙っている方でした。

 では、どんな釣りをしているのでしょうか?

 まず、釣りの時間ですが、夜釣りが中心で、集魚ライトを使った魚を集めるようです。あちらでは、LEDの様々な色のライトが販売されていて、緑色がいちばん集まるそうです。

 エサは、こちらと同じサシを使って、竿はリール竿がメインのようです。針の大きさや本数もほどんど変わりなく、基本的にミャク釣りのようです。

 また、わかさぎ用の毛鉤もあり、ミシガン州の友人はこれを作って販売しています。

 また、アメリカのアマゾンでもダイワのクリスティアが販売していたので、電動リールを使っている人もいるかもしれません。

 日本の道具を持っていけば、すぐにでもできそうなので、いつかは是非チャレンジしてみたい釣りですね。
 →わかさぎ釣りの詳細はこちら

3 パイクのヤス漁

 氷上釣りでの人気の対象魚にpike(パイク=カワカマス)がいます。1m以上に育つ鋭い歯を持った肉食魚です。氷上の季節には、一般的な釣りの他に、decoy(デコイ=オトリ)を使って、このカワカマスをヤスで突く漁法があります。

 まず、氷上に大き目の穴を開けます。水深はあまりない方がいいようです。そこに、糸で吊るした手作りのオトリを入れて、泳いでいるように操作します。

 すると、それをエサと勘違いしたカワカマスが近づいてきて、そこをヤスで一気に仕留めます。

 このカワカマス漁はとても人気のようで、デコイやヤスを専門に作っている人たちもおり、facebookの釣り友の一人もこれを作っています。

 日本にはない氷上の漁法なので、とても興味深く感じました。

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