カヤックで狙うヒメマス

 コロナウィルス感染症の影響で、釣りに行けないので、現在のカヤックフィッシングでのヒメマス釣りについて、再度まとめてみます。

1 ヒメマスの生態とカヤック

 沼沢湖で水中のヒメマスの様子を観察していると、とても警戒心の強い臆病な魚であることが良くわかります。

 前方で追尾している上をパワーボートが通ると、凄い勢いで群れが下方に逃げて行くのがよく見えます。

 また、バラしたヒメマスが群れに戻ると、群れのスピードが上がり、逃げのモードに入ることが良くわかります。

 ですので、エンジン船でヒメマスを追尾するのは無理だと思います。エレキモーター付きの船だと大分緩和されると思いますが、やはり音はたてない方がいいと思います。

 これに対して、カヤック(フジタカヌーアルピナ2)だと静かにヒメマスに近づいていくことが出来て、極浅い場所を泳いでいるもの以外、群れが逃げることはありません。

 5mよりも浅い層を泳ぐヒメマスは、カヤックでどんなに静かに近づいていっても、やはり逃げてしまうことが多いです。

2 ヒメマスの群れを探す

 湖上に出たら、最初に、PS31を使ってヒメマスの群れを探します。

 PS31はだいたい50m先(最大で70m先)までのヒメマスを見つけることができるので、前方のレンジを70mに合わせて探査します。

 前方の発射角度は、左右60度の120度あります。真っすぐ進むとその範囲の魚群に限定されてしまうので、カヤックの舳先を左右に振るように操船するとより広範囲の魚を探すことができます。

 群れが見つかったら、PS31の反応の濃い部分が常に画面に現れるようにして、群れに近づいて行きます。遠方の群れは、白っぽい縦の線状になって現れてきます。

 時々、左右方向のPS31の死角から群れが近づいて来る場合もあり、その場合は近くに突然現れます。

 だいたい、近づいていく速度とカヤックの方向で、群れがどの方向に泳いでいるかがわかります。対向して近づいてくる場合もありますし、遠ざかっていく場合もあります。

 大規模魚群で、絶対逃したくない場合は、ソナー画面からも地図にポイントを落とせるので、ポイントを落としロストした場合の推定未来位置の参考にします。

 40mよりも近づいてきたら、前方レンジを40mに変更し、カヤックの速度を落として慎重に近づいていきます。

3 サビキ仕掛けの投下と群れとの同調

 だいたい前方5~7mまで近づいたら、ウィリーサビキをヒメマスの群れが泳ぐ深さまで落とします。

 この投下距離が遠すぎると、仕掛けが斜めに出て群れに同調させるのが難しくなり、近すぎるとヒメマスを驚かせて群れを散らしてしまいます。

 この時、抵抗が大きなナス型のようなオモリだと仕掛けが斜めになって画面から外れ同調することが難しくなってしまいます。私はダイワの丸イカ用のオモリ、ドラゴンシンカー30号を使っていますが、更に抵抗が少ないオモリがあれば、作ってみたいと思います。

 それから、更に群れに近づき、今度は下方探査のPS22の画面に注視します。このソナーでは、20m位までなら仕掛けの一番下のオモリと、一番上のサルカン部分がはっきり映ります。

 浅いところでは、個々のサビキがよりはっきり見えるようになります。このサビキをカヤックの真下で、ヒメマスの群れに邂逅させます。

 すると、だいたい3割位の魚が喰ってきます。魚の数が多い大規模魚群だと確率的にほぼ確実に喰ってきます。小規模魚群だと難しいことが多いです。

 アタリは、中~大型はほぼ例外なく喰い上げのアタリで、竿先がふわっと軽くテンションがなくなるので、すぐにわかります。小型はクンクンと下に引き込むようなアタリもみられます。

4 取り込みと再探査

 ヒメマスが喰ったら、仕掛けをすぐに巻き上げて取り込みます。特に喰い上げのアタリの場合、仕掛けを早く巻かないと絡んでしまう危険性が増します。

 20号のオモリを使っている方が多いと思いますが、30号のオモリの方が絡みにくいのでお勧めです。

 カヤック近くまで上がってきたら、玉網ですかさず取り込みます。昨年まで鮎用33cm枠を使っていましたが、網の目にハリが絡むことも多かったので、今年から38cm枠のシリコンラバーのものを使っています。

 針絡みが軽減されて、手返し時間が短縮できました。

 ヒメマスをクーラーボックスに入れたら、ヒメマスの群れの探査を再開します。

 群れの動きは思いのほか早く、モタモタしていると、ソナーの探査範囲外に逃れて、ロストしてしまうことになります。

 取り込んでいるうちに、ソナー画面から群れが消えたら、前方探査レンジを70mまで広げ、カヤックを360度回転させるようにしています。

 群れが見つかったら、また同じ手順を繰り返します。

5 まとめ

 カヤックは、群れに静かに近づいていける点と、すぐに360度回転して群れをさがせる点がパワーボートに比べると優れている点だと思います。

 ただ、人力ですので、湖上で何時間も漕いでいるとさすがに疲れてきてしまいます。 

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