わかさぎ釣りを長年やってきて、様々な形のリールを使ってきました。
最初は、プラスチックの小型のリールか、竿の脇に糸を巻く手巻きのもの、電動リールが出てからは電動リールと使い続けてきました。今まで私が使ってきた電動リールをご紹介したいと思います。
1 疾風電動リール
今でも愛用している方も多いと思いますが、最初に福島で手に入れたのが疾風の電動リールでした。
私は、竿とは別に取り付けられる可動部のみを購入し、使っていました。竿は竹でそれに塩ビの自家製穂先を付けていました。モーターを歯車に連結させて巻き上げると言った簡単な仕組みでしたが、手繰りで魚を上げるよりもはるかに効率が良く、驚いた記憶があります。
こちらは、歯車が噛み合う時の音が大きな点と、たまに糸を巻き込んでしまうトラブルがあった点が気になりました。音を利用してドーム船などで周囲にプレッシャーをかけるための手段として使うこともできます。
疾風が発売された頃は、自作で電動リールを作る方も多く、まさに百花繚乱状態でした。
2 桐電動リール
次に購入したのが、桐電動リールです。何より素材が桐なので軽いのが一番の利点です。
私はこれに漆を塗って、ドーム船でトップを取った時にハートマークを加えたりしていました。
電動の機構としは、金属製円盤スプールをシリコンを摩擦させ回転させるもので、疾風と比べて格段に音が静かになった点は非常に驚きでした。
ただ、スプールが濡れると空転することがある点、たまに糸が軸に巻き込んでしまうバッククラッシュが発生してしまう点、たまに糸止めで糸が高切れしてしまう点が気になった点でした。
3 イエティ・エルフィッシュリール
岩手県のメーカーさんが作っていたリールで、メカニカルな外観、コルクを張った持ち手等、「グッ」と来るものがあるリールでした。
残念ながら、社長さんが不慮の病気で亡くなり、今は作られていませんが、継続して製作していたら、どんな進化を遂げていたのだろうと考えてしまいます。
こちらは、モータの動力をゴムでスプールに伝える仕組みのリールで、更に静音性は増しています。となりのテントに爆釣がばれない、リールだったかもしれません。
スプールの形状で、縦に長い前期型と横幅が広がった後期型がありました。前期型で起こりやすかったバッククラッシュを後期型で起こりにくくしています。
気になった点は、たまにスプールの回転中に糸が糸止めにひっかかってしまう点でした。
4 ダイワクリスティアCR-PT
今まで使ってきた電動リールは地元オリジナルメーカー産だったのですが、途中から国内2大釣り具メーカーが参入してきました。
釣っている時の握りやすさから、こちらを購入しました。シマノの機構も優秀で、他のリールは全てシマノ製なのですが、こちらだけはダイワ製にしました。
発売当初は、水が機械システムの中に入るトラブルが続発したようですが、私が購入したのは、それが改良されたモデルでしたので、水濡れによるトラブルは今のところ有りません。
使ってみても、ほぼわかさぎ釣りリールの完成形ではないかとの印象を持っています。シマノの新型も大分似せた形にしてきたようです。
専ら5.4gの重いオモリを使っていますので、感じていませんが、軽めのオモリだと横スプールの本モデルは沈下スピードがやや遅くなるかもしれません。
個人的には、エルフィッシュのメカニカルな感じが好きだったので、こんなリールが出たらまた購入してしまうかも知れません。
はじめまして、私はいまだにエルフィッシュを使っています。静音性は群を抜いてますね^^。
パーツの供給も終わり、消耗品も補給出来ず、いつまで使えるかわかりませんが、
使っていこうと思います。
piyokichiさん、はじめまして
エルフィッシュ、ほんとに美しい、いい電動リールでした。
部品供給がなくなったのは、私もとても残念です。
また、このリールのように美しくメカニカルなリールが出てくれることを願いたいです。