凍った湖の上で釣る氷上わかさぎ釣り、日本ではとても人気の釣りです。
シーズンになると、各氷結湖には多くの釣り人が訪れ、近くの釣具店には大きな専用のコーナーが設置されます。
このような氷上わかさぎ釣り、実は北米でも氷上で人気の釣りの一つとなっています。
私が最初にネットで知り合った、ミシガン州在住の良き釣りの友人フィリップ・A・サジター(Phillip A. Sajtar)は、わかさぎ専門の釣り人で、facebookにも多くの写真が投稿されています。
こちらでは、facebookに掲載されたフィリップの写真を元に、北米での氷上わかさぎ釣りを紹介したいと思います。
1 ポイント
彼がわかさぎを釣るのは、ミシガン州バトルクリークとカラマズー郊外にある「ガル湖」です。
面積約8k㎡、深さ34mの湖で、わかさぎの他にマスやパーチなども釣れます。結氷時期は、2月半ば頃で、通常は湖上に4-6インチの雪が積もっています。
2 テントとドリル
テントは、私も使っているキューブ型のテントが一般的なものです。
彼が使っているのは、アイスフィッシングの大手メーカークラムのテントです。
アイスドリルは、日本と同じように充電式ドリルを使っているそうです。北米と言うとエンジン付きの大型ドリルを想像しますが、最近は充電式ドリルを使う方も多いようです。
3 仕掛けとエサ
竿は長めの先端が柔らかいタイプの竿を使い、仕掛けは日本と同じような複数の針が付いた胴突き仕掛けを使います。
浮きは使わず、ミャク釣りで釣り上げます。
エサは日本同様、サシエサで染色されているものも購入できるようです。
4 釣り方
日本では、漁業権のある湖で夜釣りできる湖は先ずないと思いますが、あちらでは一般的な釣り方のようです。
昔は桧原湖でも夜釣りが出来て、夜に湖上に浮かび上がるテントの明かりは、それはそれはきれいなものでした。
ライトには釣り専用の水中用LEDグリーンライトを使います。私も買っちゃいました。
また、日本と違って、椅子に座って釣ります。写真の釣り人は、フィリップの釣り友達です。テント自体が椅子での釣りを想定しており、特に上部が広くなっているところが、日本のテントと違う点です。
5 魚群探知機と暖房
氷上釣りでは、フラッシャーを使っている方が多い感じです。彼もフラッシャーをつかっていました。
氷上釣りでは、私の使っているガーミンソナーも使われているようですが、ビデオ等見るとルアーを使った別の種類の釣りで使われているようです。
暖房はガスタイプのヒーターを使っています。この辺は日本と同じだと思います。
6 料理
釣り上げたわかさぎは、日本と同様、油で揚げて食べることが多いようです。
また、釣れるわかさぎのサイズが大型であることもあって、頭と内臓を取ってから揚げるのが一般的なようです。
日本の極小のわかさぎをそのまま、から揚げにして食べるのとは対照的です。
油料理の中では、特にバターフライが人気で、とても美味しそうです。
北米でも人気の氷上わかさぎ釣り、フィリップとは来シーズンガル湖で一緒に釣りをする約束をしました。次回は現地から詳しくご紹介できると思います。
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