わかさぎの干物を作る

 金曜日に釣ったわかさぎで、干物を作ってみました。

 燻製焼き干しは今まで作ってみましたが、今回は燻製の燻煙かけの手順を省いて作ってみました。

 美味しく出来たので、手順をご紹介します。

1 たれに漬け込む

 今回もヤマサのめんつゆを使い、薄めずに原液のまま使ってみました。このたれはとても美味しく、いろんな料理に使っています。

 釣りが終わったら、直ぐに漬け込んで、低温で4時間30分程保管します。今回はマキタの充電式冷蔵庫に入れて5℃で保管しました。氷入りのクーラーボックスでも大丈夫です。

 やや濃いめの味になったので、4時間でもいいかもしれません。

2 冷蔵庫で乾燥

 たれから出して、水分を切って冷蔵庫に入れて、翌日に備えます。

 今回は燻煙かけをしないので、水分切りはアバウトに行います。

 燻煙をかける場合は、水分があるとうまくいかないので、しっかり乾燥させる必要があります。

3 燻製ボックスで加熱

 温度と時間は燻製と同じ、90℃2時間としました。

 自作の燻製ボックスは、木で組み上げてあるので、かなりの高温にも耐えることが出来ます。

 2時間たって出してみると、流石に小さな魚だけあってかなり乾燥していました。

 オーブンを使う場合は、高温でも低温でも大丈夫だと思います。高温の場合は、焦げに注意する必要があります。100℃少しの低温では、時間をかけるといいかもしれません。

4 乾燥かごで乾燥させる

 熱しただけでもかなり乾燥していますが、まだ少し生臭みが残っています。

 これを完全に飛ばし、乾燥を進めるために2日ほど乾燥かごに入れて乾燥させます。

 秋の天気は、朝夕湿度が高くなり夜露や霧が発生するので、日中のみ乾燥させます。

5 完成

 2日間干すと、ほぼ生臭みは消えて、わかさぎとたれの美味しい干物になります。

 このまま、ビールのつまみにしてもいいですし、色々な料理に入れ込んでも面白いと思います。

 乾燥が進んでいるので、このまま長期保存もできそうですが、時間があく場合は食べる前に軽くあぶった方がいいかもしれません。

 醤油だし味のみの味付けとなりましたが、前もってだしに輪切り唐辛子を漬けて、ピり辛にするとより美味しくなると思います。
 

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