氷上での穴開けは、充電式ドリルドライバが断然便利です。これがなかった頃は、どんなに硬く厚い氷でも手回しドリルで穴を開けるしかなく、厚い氷に5個も開けると、腕が痛くなっていました。
それが、高トルク充電式ドリルドライバをアイスドリルに連結して使えば、穴が開くことに気づいた方がおり、付属品も含めて最近一気広まった感があります。
こちらでは、まず穴開けに必要なトルクを計算し、各社から出ている充電式ドリルドライバで、氷上釣りに使えそうなものをご紹介したいと思います。
1 必要なトルクと選択基準
穴開けに必要なトルクについて、一体どれ位必要なのか、常々考えていました。アメリカの氷上釣り掲示板にその答えがあり、それは、だいたい穴の径インチ×100lbf・in(ポンドインチ)だそうです。
日本で市販されている氷上ドリルの径は6インチ(約15cm)で、トルク表記はNmですので、換算すると6×100lbf・in(≒11.3Nm)=約68Nmが必要なようです。
<以下を基準にして、選択してみました。>
トルク:80Nm以上
重さ:2.3kg以下
ハンドル:手首のケガを予防するためにハンドルが付いているもの
バッテリー:18Vの充電池を使うもので2本付属のもの
18Vの製品ラインナップは、充実しており、掃除機やLEDライトなど氷上のシーズンオフに使える機種がたくさんあります。
また、マキタ18Vバッテリーに付けるアダプタを別に購入すれば、魚探や電動リールの電源に使えるので大変便利です。
2 おすすめの4機種
上記の条件を満たし、日本で市販されているものには、以下の4機種がありました。(実勢価格は、標準小売価格のだいたい65%前後)
1 マキタ DF486DRGX
トルク140Nm、重さ2.3kg、標準小売価格 87,400円。481の後継機種で、トルクも十分な上、マキタの豊富な18V電動工具シリーズが使えます。
→メーカーのページへ
→アマゾンでの製品販売ページ(旧モデル481DRGX、まだ入手可能)
2 HIKOKI(旧日立工機)DS18DBL22LYPK
トルク136Nm、重さ2.2kg、標準小売価格83,200円。
→メーカーのページへ
→楽天での製品販売ページ
3 マキタ DF458DRGX
トルク84Nm、重さ2.3kg、標準小売価格 71,000円。1と同様オフシーズンに豊富なマキタ18V電動工具シリーズが使えます。
→メーカーのページへ
→アマゾンでの製品販売ページ
4 BOSH GSR18V-150C
トルク150Nm、重さ2.1kg、標準小売価格 110,000円
→メーカーのページへ
3 まとめ
昔は、36V一択でしたが、18Vで小型のブラシレスモーターを使った優秀な機種が出揃った感じがします。全くストレスなく、パワフルに穴を開けたいなら、100Nm以上のトルクのものをおすすめします。自分が使っているのは1マキタの旧モデル(DF481DRGX:125Nm)で、気持ち良く穴を開けることができます。
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