ヒメマス料理、味の番付(独断で選んだ)

 ヒメマスは、紅鮭と同一種で、淡水魚でも一番美味しい魚として知られています。

 実際に作ってみた料理についても、紹介していますが、独断で美味しさの番付を決めてみたいと思います。

1 横綱

 マス寿司が一番美味しいと思います。マス寿司は、3枚下ろし-砂糖酢漬け-酢飯に載せー重石でなじませと、手間がかかりますが、凄く美味しいです。

 富山のマス寿司は、ホンマス(サクラマス)を使いますが、紅サケの陸封型ヒメマスを使った寿司もまったく引けを取らずに美味しいです。

 燻製は、最初塩味ベースの温燻を作っていましたが、北米の友人たちが甘しょっぱい熱燻を作っていたので、それを参考に作ってみたら凄く美味しく出来ました。

 サケ科の魚は甘じょっぱい味に良く合います。

2 大関

 ヒメマスフレイクも、手間がかかりますが、とても美味しいです。瓶詰のサケのほぐし身が市販されていますが、同じ原理の料理です。

 ご飯にかけても美味しいし、パンにはさんでも美味しいです。

 脂の乗ったヒメマスの刺身は、とろけるような味で、とても美味しいです。

 ただ、どうしても寄生虫の問題があるので、生食は自己責任です。不安なら、しばらく冷凍してから作る必要があります。 

3 関脇

 塩焼きは、シンプルな料理ですが、ヒメマス本来の味が楽しめて美味しいです。

 解凍したものを焼くとパサパサした感じになるので、新鮮なものを焼くのが一番です。写真のような炭火で焼くよりもガス火で焼いた方が、脂が落ちずしっとりとした感じでいただけます。

 バター炒めもシンプルな料理ですが、こちらもヒメマス本来の味が楽しめて美味しいです。

 カヤックの上で料理し湖上でいただくと、さながら湖上のレストランのようで雰囲気抜群でした。

4 小結

 ヒメマスのフライも、サケのフライ同様美味しいです。サケ科の魚はフライによく合うと思います。

 ヒメマスの炊き込みご飯も思いのほか、美味しいです。

 一度焼いたヒメマスを炊き込んで、身をほぐして三つ葉やゴマを散らしていただくと美味しいです。

5 前頭

 南蛮漬けも美味しいです。わかさぎの定番料理ですが、ヒメマスで作っても美味しく出来ました。

 アヒージョも、淡泊なヒメマスの味がなじんで美味しく出来ます。

 ヒメマスの水煮は、色々な料理に使えますが、一度水煮にするならそのまま料理にした方が美味しいかもしれません。

 コンフィは、オリーブオイルで長時間煮込む料理ですが、洋風料理にかなり慣れた方でないと美味しく感じないかもしれません。

6 十両

 パエリアは、ヒメマスがどちらかと言うと淡泊な魚なので、他の具材に負けてしまう感じがあります。

 アジと同じように作った一夜干しは、直ぐに焼いた塩焼きに比べると今一つだと思います。

 ただ、甘じょっぱい味に漬け込めば、味が変わってくるかもしれません。

→ヒメマスを美味しくいただく14種類の料理法

4 件のコメント

  • いやいや、どれも本当に美味しそうです、流通に乗りにくいと言うのもですが、やっぱり釣り人の特権だと思っています。

    • 梶原さん、ありがとうございます。

      この釣りの楽しみは、美味しい魚を食べられることだと思っています。最近、マス寿司を作っていないので、また作りたいです。

    • Hiroさん、コメントありがとうございます。

      北海道は市場に出回っているのですね。
      こちらでは、まず市場で見ない魚で、食べられるのは釣り人の特権だと感じています。

      是非、美味しい調理にご挑戦ください。 

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です