昨シーズンの夏から、ガーミンのEchomap plus95svを、今シーズンの5月半ばから追加してEchomap plus73cv使っています。それまでは、ホンデックスのPS-500CとガーミンGPSMAP64Sを組み合わせて(写真)使っていましたが、変更してから各段に釣りがしやすくなりました。
1 魚探本体 Echomap plus95svとEchomap plus73cv
ガーミンでは、下からStrikerシリーズ、Echomapシリーズ、Aquamapシリーズ、GPSmapシリーズの4つ魚探ラインナップを販売しています。
私の使っているEchomap plusシリーズが、この中でも一番コストパフォーマンスが高いモデルで、その中でも画面が一番大きい95svと次に大きくPANOPTIX対応の73cvを使っています。
→楽天のEchomap plus95sv販売サイト
→楽天ののEchomap plus75sv販売サイト
最初は95svだけでしたが、PS31とPS22を同時利用するために、73cvを新たにアマゾンUSから入手しました。
(1)地図表示・作成機能
約30センチ単位の等深線が表示され、1m単位の幅で色を付けて表示することが可能です。0~5m→赤、5~10m→黄色などと指定できます。
ヒメマス釣りでは、湖底のカケアガリの感じをつかむために使っていますが、わかさぎ釣りでは、ポイントの深さを直感的に知る機能として、とても重要です。
作図機能(クイックドロー)は、船が走った部分の深さから湖底図等深線を自動生成する機能で、これをONにして航走すると、サイドビュー振動子を使ってだいたい両サイド15m位、幅30m位の等深線が出来上がります。
(2)ポイント登録・ナビゲーション機能
ポイントは5000か所まで登録可能で、日常の釣行で困ることはないと思います。
ヒメマス釣りでは、前回多く釣れたポイントを記録するとともに、釣行時に、船が定位すべき範囲を指定するのに使っています。
だいたい10mの方眼を念頭に、四隅とその間位にポイントを打ち、その内部に船が定位するように操船します。
これによって、コマセが濃厚にただよう範囲が決められ、ヒメマスの群れが来た時に、より長い時間足止めすることが出来ると考えています。
ナビゲーション機能では、地図上で指定すれば、釣行予定のポイントまで、簡単に行くことが出来、とても便利です。
(3)スクリーンショット・動画保存機能
画面下部の設定ボタンを長押しすると、表示してる画面がbmpファイルとして、MicroSDカードに保存されます。
釣り場で出会った魚探やソナーの画面をPCで再度確認したりすることができます。
また、通常魚探画面では、動画保存機能もあり、釣行後の確認に便利な機能だと思います。
(4)画面分割機能ほか
この機種は、画面を最大3分割でき、それぞれに別な情報を表示することができます。
画面の大きさからだいたい2分割位までが実用的と感じており、左側が地図、右側が魚探の画面で使うことが多いです。
これも、最大4つのパターンをあらかじめ登録でき、画面右のボタンですぐに切り替えることができます。
また、Strikerシリーズとの大きな違いに、MicroSDカード用スロットを備えていることがあります。これで、ネットからPC経由でダウンロードした地図を使ったり、作成した地図を別な魚探にコピーしたりできます。
2 振動子
(1)GT52HW
95SVとセットで購入した振動子です。通常魚探250W、CHIRP350Wと出力は、魚群探知機の最大能力(500W)まではありませんが、沼沢湖で使う分には必要十分な性能だと思っています。
この魚探を使ったクリアビューでは、魚群を構成する魚1匹1匹まで見える感じで映ってきます。
<6月4日追記>
今年は5月半ばから、PS31とPS22の同時利用を始めてから、ヒメマス釣りでは使わないようになりました。
(2)PS31
リアルタイム前方探査とその3D画像が得られるPANOPTIX振動子です。ソナー発射部が大きく、より遠方の魚群を探知することができます。実際船に積んで使ってみた感じでは、70m先の魚群までは、問題なく探知できました。
3D画像表示に期待したのですが、残念ながら私の釣りに役立つものではありませんでした。
こちらは、画面上の地図と連動することが出来、PS31に映った水中の魚群をマークすると、それが、地図上にも記録されます。
ヒメマスの魚群の移動を記録する時に大いに役立ちました。
PS31で捉えられるヒメマスの群れのようすです。季節によって群れの泳ぐ場所や大きさが変わってとても面白いです。
(3)PS22
リアルタイム前方探査と同下方探査が出来るPANOPTIX振動子です。
この釣りの特に群れが真下に来た時の主役となっています。
特に下方探査が有効で、深さにもよりますが、魚の正確なタナを捉え、仕掛けを同調させることができます。
ヒメマスが仕掛けに寄ってきて、喰いつく様子や、その周囲を泳いで喰いつくことをためらっているようすが良くわかります。→詳細はこちら
3 ヘディングセンサー
船の舳先の方向と、衛星からの電波をとらえ正確な座標を知ることができる機器で、「Quad SAT GARMIN用 次世代10HZ QZSS DGPS 9軸ジャイロヘディングセンサー」を付けています。
カヤックで釣りをしていると、どうしても風で後方に流されてしまうことがひんぱんにあります。ヘディングセンサーを付けず、地図表示を船首方向に設定していると、地図が目まぐるしく回転し、とても使いづらくなってしまいます。
こちらがあると、それは全く気にしなくていいので、とても便利です。
4 バッテリー
バッテリーは、ダイワの電動リール用の19Ahのものと20Ahの2台を使っています。95svとPS31、73cvとPS22の2セットにそれぞれ一日電力を供給しても問題なく使えます。
→ダイワのタフバッテリー20000C
魚探・振動子のケーブルとのコネクタを改良しました。
この他、予備にポータブル電源も持参しています。
5 配線
機器類が前方、バッテリーのうち1個が後方ですので、カヤックの上部フレームに結束バンドを利用して括りつけています。
この中でヘディングセンサーと分岐するために配線がむき出しになっている部分があるので、その部分は透明ビニール管に挿入して、水がかかるのを防いでいます。
バッテリー配置部分は上部が船体布で覆われているので、特に防水処理はしていません。
6 カヤック本体への取付け
(1)魚探本体と振動子
魚探本体は、ベースをフィッシングテーブルに設置した板材にネジ止めし、そこに付けています。釣りが終了したら、マウントと本体を取り外して保管するようにしています。
振動子は、BMOのデッキ用フィッシュセンサーアームを使って取りつけています。こちらも、ベースをフィッシングテーブルの板材にネジ止めし、そこからアームを船外に出しています。
振動子を取り付けて移動すると、その抵抗でまさに「鉄の下駄」を履いた感じになってしまいます。ポイントまでの移動時には、はずしておいて、着いたら取り付けるようにしています。
また、レンタルボートに付けたい時は、ベースを万力タイプに変更するだけで、うまく取り付けられます。
→BMOのフィッシュセンサーアーム
(2)ヘディングセンサー
こちらは、カヤックの前部形状に合わせて木材を削り出してベースを作り、そこに付けています。丁度このカヤックの前方には稜となる部分があり、うまく取り付けることができました。
(3)バッテリー
形が上に長い直方体なので、そのままでは船上で安定しません。そこで、バスマットを切ったバッテリーサイズに合わせたベースマウントを自作して、船体前部と後部に各1台を配置しています。
実際に魚探2台を使って釣っている様子(外部Youtubeサイトへ)
コメントを残す