こだわりのヒメマス炭火焼き キンカ:串焼き炉ばた(大)

 昨シーズンから、炭火焼き専用の陶器製コンロを導入し、ヒメマスの炭火焼きを楽しんでいます。こちらで、使っているコンロをご紹介します。

1 発売元と製品

 (株)キンカというメーカーの「串焼き炉ばた(大)」という製品です。

 (株)キンカでは、これ以外にもBBQコンロや炭火コンロなど、炭火焼きにこだわった製品を製造販売しています。

 元々はアユの塩焼きを想定した製品のようで、ネットで色々炭火焼きを検索していたら、アユ釣り師の方々から絶賛されていました。

 これは、釣り上げたヒメマスに使ったら絶対に美味しい炭火焼きができるに違いないと思い、早速購入しました。

2 構造

 金属製のお皿、珪藻土を使った燃焼台(写真)、一番外側の陶器製コンロ本体からなります。金属製のお皿は、水を張って、魚から流れ出た油を受け止める役割を果たします。

 燃焼台(写真)は、七輪の材料にも使われている珪藻土で作られており、この上に炭を載せます。

 本体には、周囲に合計14個の穴が斜め開いており、そこに金属串を差し込む構造となっています。

 金属串には、根元につばがついており、魚の油が穴に入らず外側に流れるように出来ています。

3 炭火焼きを作る

 魚の内臓を取ってから、よく塩を振って30分位放置し、塩をなじませます。

 この間に炭をおこし、燃焼台に設置します。魚が美味しく焼けるのはナラ炭が良いようなので、Amazonで岩手県産のならの切炭6kgを購入し、それを使っています。
 →ならの切炭(Amazon)

 こちらの炭は、炭があらかじめ切りそろえられており、火が起きたら、そのまま燃焼台に置くことができます。

 丁寧に串に刺し、本体の穴に差し込みます。穴が斜めに開いているので、炭火を囲むようないい具合で魚を並べることが出来ます。

 焼き具合を確認しながら、魚を回転させ、まんべんなく火が通るようにします。熱いので手袋は必須です。

 完全に火が通ったら完成です。このまま食べても美味しいですし、更にひと手間かけて、身をほぐしてフライパンで「ヒメマスフレイク」を作っても、美味しいです。

 魚の塩焼き以外に、牛肉の炭火焼きもつくってみましたが、これもまた絶品でした。こだわりの炭火焼きを作ってみたい方におすすめの道具です。

4 件のコメント

  • ヒメマスの生息地、沼沢湖のある同町民です。
    私もヒメマスの塩焼きが大好きでよく炭火焼きします。夏期は畑の一角で炭をおこし、土に串を差して焼いているのですが、冬期間は積雪がある事から炭火焼きが出来ず、ガステーブルのグリルを使って焼いたこともあります。
    しかし、炭火焼きに比べると全然おいしくありません。それ以来、夏期間限定の「炭火焼き」としておりましたが、冬期間でもおいしい炭火焼きを食べたく、何か良い製品が無いものかと検索していた所この製品を見つけました。
    また、実際の購入者の使用感も知りたく、調べていたところ貴サイトへ巡り、レビュー拝見し「これだ!」と思いました。
    少々お高いですが、製品も日本製であり、焼き串の角度調整も設計されているので良い製品だと思われます。

    • keiさん、コメントありがとうございます。

      この製品は魚の炭火焼きに特化した製品で、とても美味しく焼けますよ。ただ、ヒメマスの美味しい脂も流れ気味になるので、最近はあまり使わず、別な料理を楽しんでいます。

      • 確かにヒメマスは油が多く、焼いているうちに油分が流出してしまいがちですが、炭火の強火力で焼き上げる事により表面には綺麗な焦げ目が付き、かつ内部にはまだ油分が残存する状態となり、一見、カラカラに焼けてしまったようにも見えるヒメマスも新聞紙に包んでしばらくするとまだまだ油分が出てきます。
        しかし、炭を少なく弱火力にて焼いてしまうと、焼けるにはやけるのですが、焦げ目が付かないまま(弱火力でも)遠赤外線効果により内部のおいしい油分がどんどん流出する上、身も硬くなり、おいしくなくなります。
        道の駅やまつりの会場でじっくり弱火にて焼いている川魚を見ると、水分と油分が抜け、皮がしわしわの状態なのに焦げ目も付いていないという最悪の状態を目にします。
        見ただけでおいしくないのが解ります。
        実際に目にしていないので定かではございませんが、貴殿がご指摘されるのも木炭の使用量不足で油分流れぎみとなっていませんでしょうか。
        川魚は焼き方が難しいです。幼少期より焼いていましたが美味しくない原因が解るまで約12年を要しました(笑)

        • kei さん 確かにそうですね。
          熾す炭の量が不足してしまうので、長時間焼いてしまい脂が流失しがちになります。

          イワナだとこの時間をかけて焼く焼き方で美味しくできるのですが、ヒメマスは元々生臭くない魚なので、強火短時間でOKだと思います。
          最近の塩焼きは、専らガス火で短時間かけて作っており、この炭焼き器の出番がなかなかありません。
          ヒメマスは、マス寿司にしてもとても美味しいですし、燻製(短時間の熱燻)でも美味しくいただけます。
          淡水魚の中では、味がピカ一の魚だと思っています。

          今年は雪が多そうですので、初出撃はもうしばらくしてからにしようかと思っています。

  • kei へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です