1月10日の反省や所見など

 昨日の立岩湖釣行でもいろいろ反省点などがあったので、記載します。

1 ガス暖房機は極低温に注意

 ユニフレームの暖房機は、今まではなんとか低温時でも着火していましたが、昨日の極低温では全く反応しなくなってしまいました。こちらはノーマルガスなので仕方がないと思います。

 登山をする方々の鉄則の「ガス類はきちんと保温状態に気を付けて扱うこと」を忘れてしまっていました。氷点下10度以下の場所に放置したのは大失敗でした。

 ガソリン系のランタンやストーブなどの暖房あるいは、耐低温仕様のガスを使った暖房ならなんとかなりますが、ノーマル仕様のガスではどうにもなりません。

 次回は、ガスを外して持ち出して、保温に気を付けてから保管しようと思います。。

2 換気に気をつければ一酸化炭素濃度を抑えられる。

 テント釣行時には、一酸化炭素検知器を持参するようにしています。昨日も、テント上部の骨組みに括り付けておきました。

 換気はテントの上部についている換気穴の他に、入り口のジッパーを少し開けておきました。また、暖房は一番寒い時に、ワームⅡとストーブの2台を点けておきました。

 すると、一酸化濃度は最高で15ppm位までしか上がりませんでした。ドイツの8時間労働での上限が30ppmですので、なんとか上限以内に抑えられているようです。

 検知器は25ppmでブザーが鳴るように設定しています。それより高くなると以下のようになるようです。
 100ppm:2~3時間で軽い頭痛
 400ppm:1~2時間で頭痛
 800ppm:45分で頭痛、2時間で失神
 1600ppm:20分で頭痛・めまい、2時間で死亡
 3200ppm:5~10分で頭痛・めまい、30分で死亡

3 氷結湖ではブリザードステークよりもアイスピトン

 設営時のロープ緩みでの落下以外に、撤収時に氷穴が下まで完全に凍り付き、ピッケルで何度も氷を砕いてみても、ブリザードステークを取り出せなくなってしまいました。ドリルだとロープを切ってしまうことになるのであきらめる他ありません。

 結局、環境汚染の原因になって大変申し訳ありませんでしたが、泣く泣く、ロープを切って湖に奉納です。極低温の中1晩置いておいたのが、まずかったようです。雪氷の桧原湖なら全く問題なく取り出せるのですが、氷結湖を甘くみていました。

 テントの四隅に打ち込んだアイスピトンは問題なく回収できたので、やはり氷結湖ではブリザードステークではなく、アイスピトンを使うべきです。

 次の桧原湖氷上でこれがないと大変困るので、速攻でアマゾンに注文したら、なんと翌日の今日に届きました。おそるべしアマゾンの配送速度!

4 大型のルーフボックスはテント積載に便利

 車をトヨタアクアからホンダシャトルに代えて、ルーフボックスも大型のものを取り付けました。

 アクアに取り付けていたボックスには、テントをそのまま積載するのは難しかったのですが、今度のルーフボックスには大型のキューブ型テントもそのまま収納できました。

 昨年までは車内がテントで濡れていたのですが、今年からはそれも大丈夫そうです。

5 テントマットは断熱性防水性はOKだが柔らかい

 先月作ってみたテントマットを早速敷いてみました。

 水が染み出てくることもなく、断熱性もバッチリでした。また、ゴムのため湖上の凍った表面とくっ付いて裂けてしまうのではないかと心配したのですが、こちらも大丈夫で、すんなり外すことが出来ました。

 ただ、柔らかいゴムであるために、椅子の脚の部分がへこんでしまいました。次回までに、折り畳みの簡易板を敷いて防止しようと思います。

 テントマットを自作しようと考えている方には、硬いものを置くときに工夫が必要な以外、とてもおすすめの材料だと思います。

6 わかさぎ釣りにはソナーより通常振動子

 昨日は最初にシナノユキマスを狙ったので、下方探査が出来るソナーPS22を使ってみました。

 残念ながら魚は釣れませんでしたが、中~大型と思われるシナノユキマスの魚影をはっきり確認することが出来ました。

 このソナーはリアルタイムで周囲の魚の動きがつかめ、ヒメマスやシナノユキマスなどの中~大型のマス類を狙うには、とても有用なソナーだと思いますが、極小のわかさぎを狙うには解像度が低いと思います。

 やはり、ガーミンで出している氷上専用の振動子GT10の方が解像度が高く、極薄い群れでも完全に探知することが出来ます。

 氷上では、周囲のポイント探査にP31、直下のわかさぎ探査にGT10を使っていこうと思います。

7 体の不自由な方にもやさしい湖

 釣行記でも記載しましたが、こちらの湖は、車からのアクセスが非常に良く、体の不自由な方でも氷上釣りが十分楽しめる湖だと思います。

 facebookなどでの北米の投稿を見てみると、車いすの方が川に入って釣りをしたり、死期が迫った方が桟橋にベットを持ち込みそこで釣り糸を垂らしたり、ハンディのある方がチャレンジすることをとても尊ぶ気風があります。

 私もハンディのある方が色々な事にチャレンジすることは、素晴らしいことだと思います。

 こちらの湖では、特に安全に氷上釣りが出来ると思います。周囲に足が悪かったり、車いすだったりと体の不自由な方で氷上釣りに是非チャレンジしてみたいと思っている方がいれば、こちらの湖を強くおすすめします。

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