ヨーロッパ各地にも「ヨーロッパウナギ」が生息しており、古代から様々な調理法で食用にされてきたようです。
そこでの人気の調理法が燻製で、昔映画で見たこともありました。次回、是非挑戦したいと思い、色々調べてみました。
1 ヨーロッパウナギについて
日本ウナギと同じウナギ科ウナギ属に属し、形態や生態も日本ウナギと全く同じです。日本同様、海岸で採ったシラスウナギの養殖も行われているようです。
日本ウナギがマリアナ諸島西方沖で産卵しているのに対して、ヨーロッパウナギは北大西洋北米側のサルガッソ海で産卵しているようです。
どちらも、河口を海に降ってから、何千キロもの長い旅を得て、産卵場所に行き着くのはとても興味深いことです。
戦後日本にも養殖ウナギ種として輸入された時期もあったようで、日本で野生化したものもいるようです。
ですので、食味については、日本ウナギと全く同じと考えて良いかと思います。
2 ヨーロッパでの燻製作りの方法について
海外のサイトで色々調べてみて、目についたサイトでの作り方をご紹介します。最近のブラウザは自動翻訳機能が付いているので、外国語のサイトでも簡単に翻訳できてしまいます。DeepL翻訳やGoogle翻訳などのフリーの翻訳サイトも優秀です。
(1)イタリア語のサイトから
作り方とともに燻製を使ったレシピも紹介されています。写真は、ウナギの燻製丼です。
・内臓を取ったら、ぬめりを塩などで良くとる。
・10%の香辛料を入れた塩水に5時間漬ける。
・流水で良く洗ってから、乾燥させる。
・燻煙かけ皮にしわが寄るまで、冷燻から熱燻までどれでもOKとのことです。
燻製を使った色々な料理も紹介されています。ご飯に載せる料理にはびっくりです。
→FOOD-OF-DREAM.COMより
(2)ドイツ語のサイトから
・うなぎを捌いたら、塩水に一晩漬ける。
・翌日、水で洗って良く乾燥させる。
・80度2時間燻煙をかける。
・冷まして完成
→Kochbarより
(3)フランス語のサイトから
燻製の方法について詳細に解説されており、ウナギ燻製の海苔巻きレシピもあります。さすが料理大国フランスです。
・熱燻は、80度以上で最大4時間
・温燻は、35度から50度で最大半日
・ウナギ専用の特殊熱燻は、90度で30分、60度で1.5~2時間燻煙かけ
・ウナギの臭い取りには、塩をこすり付けるか、塩水に香辛料を入れる。
→FRUISTREETより
3 燻製作り計画
捌き方は、ヨーロッパに習い、内臓を取り除き腹開きにして、塩でぬめりを完全に取り除きたいと思います。
塩漬けは、ハーブ入りの10%食塩水5時間にしてみます。
これを流水で洗って、最初冷蔵庫で、その後スモークボックスで乾燥させてみます。
燻煙かけの方法は、フランスのウナギ専用の熱燻が面白かったので、この方法90度30分→60度1時間30分で行ってみます。
はてさて上手くできますでしょうか。次のうなぎ釣りが楽しみです。
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