1 釣果
今年は15回の釣行で、210匹平均14匹と、昨年、一昨年と比べてもすっかり釣果が落ちてしまいました。
右図は、3年分の釣果の変化をまとめたものです。
一昨年2019年は夏場から秋にかけてもそこそこ上がっていたのですが、昨年は晩夏から秋にかけて厳しく、今年はもう6月からずっと厳しい状態が続いていました。
今年は特に夏場の魚が例年に比べて少ない印象を持ちました。2019年だと、夏場でも中~大規模魚群が見られるようになるのですが、今年は最終盤にようやく見られた感じでした。
4月から連休明け位までは、比較的安定して釣れるので、この時期に集中的に釣るのが一番効率的だと思います。
2 泳ぐ層
今年は群れが極端に上ずる6月の釣行を避けたこともあって、5mよりも上の層に集まったのは1回だけでした。
釣りやすさから言うと、10m~15m位が最適な深さだと考えています。
これより浅いと、船で近づいたのに感ずかれ、警戒態勢に入ってしまうことが時々あります。20m位まで深くなるとオモリを落とすタイムラグがあって、なかなか群れに仕掛けを同調させることが難しくなります。
3 群れの様子
(1)集まり感
春先はこのような、縦横に大きな形の魚群が多く、近くの魚群との合従・離合を繰り返しています。1個1個のブツブツがはっきり見えるのは、中型以上の魚が集まっていることを示しています。
このような10mより浅い層を泳ぐ魚群は、いくら手漕ぎカヤックで静かに近づいても感づかれて、真下でパスされることも多いです。
直下を狙うのではなくて、少し手前からルアーを投げると効果的かもしれません。
最後の図は、15m付近を泳ぐ、前回のラスト釣行(9月20日)時の大規模魚群です。
4月と6月の魚群と比較して、1匹1匹のブツブツ感が少ないと思います。案の定このタイプの魚群からは小型のヒメマスが上がりました。
春先、深場を逃げるように群れていたチビヒメマスが、半年でそこそこの大きさに育ったものと考えています。
この日はこれよりも縦に大きく、粒も大きな超大規模魚群もあり、そこから大型ヒメマスが上がりました。
(2)魚群の場所
今年は、最終釣行を除いて、だいたい湖中央部の取水塔周りを攻めるようにしました。
春先は、魚群の濃淡が極端なところがあり、全く見つからない場所と群れが次々と出現する場所がはっきり分かれました。
夏場になると、魚群自体が湖全体に散らばる感じで、2~5匹の魚群が時々見つかる感じとなりました。こういった魚はだいたい中型以上です。
最終釣行では、産卵が近い季節になったせいか、サビが入っていない魚も岸辺近くに多くいる感じでした。ルアーの方が反応がいいので、ウエイダーを着て、湖面に立ち込んでの釣りも面白いかもしれません。
4 来年に向けた課題
(1)サビキの改良
A より装飾を加える
春先にウィリーサビキに反応がいいのは、この時期のエサが赤いユスリカだからだと考えています。
しかし、主食が別なものに変わって来ると、反応が弱くなり、今年は6月位からずっと渋かったです。
昔、トウモロコシエサや甘エビエサを試したこともあったのですが、うまく行きませんでした。
西湖のヒメマス釣り名人4児のパパさんが、激渋時にウィリーサビキに装飾を加える方法を今月から公開し始まりました。激渋時の対応方法として、大変注目しています。
B ウィリー針を集魚剤に漬け込む
今年は、ヒメマス用集魚剤を使わなかったのですが、あらかじめウィリー針を集魚剤に漬け込んで、ヒラヒラに成分をじっくり付ければどうかと思いました。
スプレーだと水に入れると直ぐに拡散して取れてしまいようなので、時間をかけてじっくりしみ込ませると面白いと思います。
(2)足漕ぎカヤックの運用変更
今シーズンの途中から足漕ぎカヤックをメインに使ってみました。
今までのカヤックは魚探2台、ソナー2台体制で運用していたのですが、足漕ぎカヤックでは、スペースの問題があって1台での運用に留めていました。
しかし、実際にソナーでヒメマスを狙うとなると、最後の仕掛けと群れを同期させる時には、下方探査ソナーPS22の方がより正確です。
そこで、魚探を載せるバーを改良して、魚探を2段重ねて運用する方法を検討したいと思います。
足漕ぎカヤックは、推進力に足の力を使うので、手漕ぎと比べて疲れ方が全然違います。
遠方の群れを前方探査のPS31で見つけて移動するのも、素早くできるようになります。
コメントを残す