プライベート果樹園のメイン果樹、シャインマスカット用のブドウ棚を作りました。
位置決めから、支柱建て、横木渡し、補強柱立て、メッシュ張りとかなりの作業量で、作業時間は、正味4日位かかりました。
設計から、作業手順、必要機材などをご紹介します。
1 設計
果樹園全体の設計をした中で、西側に10×15mの大きさの棚を作ることにしました。
そこで、支柱の位置と本数、横木の間隔、横木の渡す針金の間隔等を設計しました。
支柱は、2mの単管パイプを使います。四方は5m間隔に10本、横方向の間に2本の合計12本にします。
これを、四隅は2本、間の2本以外は1本の単管パイプで支えます。
横木は、5m22mm径の農業ハウス用の部材を14本使います。
横木に渡す針金は、とりあえず1mの間隔としました。
あと、設計段階では、入っていなかったのですが、針金を渡す作業で横木のたわみが出てしまったので、支柱の間に杭を入れました。
2 位置決め
斜面なので、正確な距離とはなりませんが、だいたいの位置のところにピンを打ちます。
3 支柱立て
2mの単管パイプをだいたい地面から160cmを目安に打ち込みます。
簡単に打ち込めるように、少しスコップで穴を掘ってから打ち込み、埋め戻します。
支柱が立ったら、倒れないように自在クランプを使って、だいたい45度位の角度になるように同じ長さの単管パイプを取り付けます。
四隅は2本を軸方向に、周囲6本は1本を内側に取り付けます。これで、力がかかっても簡単に倒れなくなります。
4 横木渡し
支柱の単管パイプに、22mmのパイプが取り付けられる単管パイプ用クランプを取り付けます。
特殊な用途に使われるようで、一般のホームには売っておらず、通信販売で購入しました。
→単管パイプ用クランプ(楽天市場)
これに5m22mm径のパイプを渡し、クランプのネジをプラスドライバーで締め込みます。農業資材店で購入可能ですが、接続部も入れると5.4m位あります。
5 杭打ち
当初、単管パイプと横木だけで針金のメッシュを張ろうかと思っていましたが、横木パイプは22mmと細く、どうしても中央部がたわんでしまいます。
そこで、支柱の間に杭を打ち込み、横木に固定しました。更にその外側にピンを打ち、針金で内側に倒れこまないように45度の角度で固定します。
これで、横木に針金を張っても、たわむことが無くなりました。
6 針金のメッシュ張り
3.2mmの太さのコーティングしてある針金を、長軸方向に1m間隔で9本張ります。
中央部については更に1本を追加し、途中を結束して強度を持たせます。
次に短軸方向に、針金メッシュを張ります。横木中央に杭があるので、たわまずにきれいに張れました。
最後に、メッシュの交点を細い針金で固定していきます。これで、縦横の強度が出てくると思います。
7 ブドウの苗を追加
最初、中央に1本と南西隅と北東隅に各1本の3本を植えていましたが、近所の農家の方と話をしたら、プロのブドウ農家は最初多めに植えて、繁殖してきたら木を切るようにするとの話を聞くことができました。
そこで、急遽北西隅と南東隅より2m北側に各1本を植え、合計5本の苗を植えつけました。
なんとか、3年後に無事シャインマスカットを食べることができるように頑張りたいです。
8 必要機材
結局以下のような機材が必要となりました。道具では、ラチェット、プラスドライバー、カケヤ、ハンマー、脚立が必要です。
・2m単管パイプ 26本
・5m22mmのハウス用パイプ 14本
・2mの木杭 10本
・自在クランプ 14個
・単管パイプ用クランプ 20個
・3.2mmカラー針金130m巻 3個
・細針金 1巻
・60cmの鉄製ピン 10本
お久しぶりです、福島は果樹が美味しく育つイメージが強く有ります、3年後、美味しいブドウが収穫できるとイイですね。
梶原さん、ありがとうございます。
特に福島市近辺では、桃、梨、リンゴなど美味しい果物がとても安く手に入ります。アイスやジャムなど色々加工するのも楽しみです。植えたのは郡山市ですが、なんとか上手く育てたいです。