9月末でシーズンも終了、今シーズンの釣行をまとめてみました。
1 釣果
15回の釣行で、320匹、平均21匹と、結果的には昨年とほぼ同じ位の釣果となりました。釣果をグラフにしてみると、見事な右下がりのグラフになります。
各月の状況で見ると、4月は絶好調、初めての規定量50匹を連続で達成できました。5月から6月にかけても、ほぼ平均以上の数を上げることが出来ています。
これが7月以降になると不調の波が来て、特に8月の後半以降になると連続一桁もありました。昨年ではなかったことでした。
7月以降のソナーの反応を見てみると、昨年と比較して明らかに魚が少ない状況だったと思っています。
2 ヒメマスの泳層
今年のヒメマスの泳ぐ層をグラフにまとめてみました。最上部については、別な魚ハスの可能性もあります。
昨年と比較してみると、昨年は5月後半から6月にかけて10mよりも浅い層がメインの泳ぐ層だったのですが、今年は昨年ほど顕著に浅い層を泳ぐヒメマスは見当たりませんでした。安定して中~大型が泳いでいたのは、10m前後の層でした。
15mよりも深い層にも、シーズンを通してずっとヒメマスはいますが、魚探の反応を見ると圧倒的に小魚が多いです。ハスのような肉食魚が表層近くを泳いでいるので、それを避けているのかもしれません。
魚探では、ヒメマスを驚かせてしまうと下に逃げることが多いので、水温の低い深い層はヒメマスの安全圏なのかも知れません。
3 群れの状況と喰い
定量(50匹)が釣れたシーズン当初は、画像にあるのような大魚群を比較的簡単に見つけることが出来ました。
大規模な魚群が見つかるのは、だいたい5月の半ば頃までで、その後は魚がばらけてきます。中型の魚群もいますが、だいたいは小魚の群れです。
昨年は、これが8月後半から9月になると再度大規模魚群が見られるようになりましたが、今年の秋には残念ながら大規模魚群を見つけることが出来ませんでした。
大規模魚群に代わって、画像のようなばらけた中規模魚群が見られました。
私が使っている仕掛けは、ハヤブサのヒメマスウィリーですが、こちらの仕掛けは、5月位までは、ヒメマスの反応がそこそこだったのですが、6月以降、特に8月後半以降はかなり厳しい感じになってしまいました。
途中甘エビなども付けてみましたが、残念ながら喰ってきませんでした。船のコマセサビキでは、アミエビコマセのそれを付けエサにしたトリック仕掛けが良かったようです。
4 来シーズンに向けた課題
やはり、喰い渋り対策に尽きます。
ソナーを使えば、仕掛けを群れに入れ込むのは簡単なので、後はそれにいかに喰いつかせるかです。
生き餌、集魚スプレーなど試しましたが、特効薬となるような方法は見つけられませんでした。今年は試しませんでしたが、紅サシは比較的効果があるようで、北米のヒメマス釣りでも一般的に使われているようです。来シーズン再度使ってみようと思います。
また、常用しているハヤブサヒメマスウィリー仕掛けの廃盤も痛いです。アジ針を使って、冬場に自作することも検討したいと思います。空バリ仕掛けがあればウィリーを巻くだけなので簡単なのですが、どうなるか様子を見てみます。
ライトジギングも魅力的な釣りで、最終釣行には悪天候で行けませんでしたが、準備だけはしていました。 スミスのオフショアスティック HSJ-S64/3L(6フィート4インチモデル)とシマノの19 ストラディック C3000HGで、これにダイワのTGベイト45g赤を使う予定でした。
来シーズンは、渋い時期にライトジギングにも挑戦してみます。
お疲れ様でした。
参考になる集計など、いつも楽しみに拝見させていただいています。
私が今シーズン感じたことですが、4月の解禁当初のように、簡単に釣れる時期はあまり感じませんが、ヒメマスの絶対数が年を追うごとに少なくなっているのでは…。と思っています。
それは、4月の乱獲にも原因はあるのではと思います。1日の匹数制限はしておりますが、実際には確認作業などはしておらず、人によっては数百を一日で釣るなんて話も聞いたことがあります。
沼沢湖のヒメマス釣りを絶やすことなく後世に繋げていくには、漁協の体勢なども見直し、もう少し管理をしっかりしていく必要があると思いました。勿論そこには釣り人一人一人のモラル、マナーの向上も必要ですが。
長文失礼しました。
また来年も楽しみにしています。
じんさん、コメントありがとうございます。
今年の魚が少ないのは、乱獲の影響かもしれないとのお話、確かに可能性があると思います。
私も制限匹数については、あまり良くない話を聞いたことがあります。
他のヒメマス釣りができる湖では、漁協の組合員が釣果をチェックすることがあると宣言している所もあるようです。それに比べると沼沢湖はかなり緩いと思います。
釣り人のモラル・マナーの問題については諦めています。Google検索で「民度の低い趣味 釣り」は、「民度の低い趣味 ギャンブル」よりもヒット数が多いです。これは残念ながら、一般のみなさんからそのように見られている、悲しい現実だと思っています。
自分や親しい釣友がモラルを守っていくよう努力するのが、精一杯だと感じています。