アイスロッドホルダーを製作-氷上釣り専用の竿固定台-

 岩洞湖の氷上釣りで、ヒメマスサクラマスを釣るためのロッドホルダーを製作しました。

 当初、塩ビ管を使って固定しようと思いましたが、今後長年使うことを想定して本格的な氷上釣り専用のロッドホルダーを作ってみました。

1 材料と道具

(1)材料

・200mm×200mm、16mm厚の合板
 ホームセンターで、幅200mmの板が売っているので、そこで裁断してもらいました。

 竿を付けた時に、ベースとなる板にある程度の重さがないと安定しないので、この厚さにしました。

 また、積載するソリ、ジェットスレッドJrの内幅が41cm位で、それにちょうど収まるように20cm角にしました。

・1mmと3mmのゴム板
 防水性と耐衝撃性を高めるために、両面にゴム板を貼ります。あらかじめ、200×200mmよりも少し大きめにカットしておきます。厚さは上が1mm、下が3mmとしました。

・スコッティのロッドホルダー「べイト/スピニングロッドホルダー」
 ヒメマス釣りで愛用しているホルダーで、とても使い易く、気に入っているので、こちらでも使いました。同じ機能を持つものなら、他社製でも問題ないと思います。

→モンベルの直通販が一番安く入手できるのでおすすめです。

・防水塗料とタッピング
 板の横部分の耐水性を高めるために、防水塗料を塗ります。今回は、ゴムの色に合わせて水性塗料のツヤ消し黒にしましたが、ラッカーやニスでもいいと思います。

 ホルダーを板に固定するネジに、木ネジで丁度合う長さのものがなかったので、トラス頭5×30mmのタッピングを使いました。

(2)道具等

・ノコギリと紙ヤスリ
 ノコギリは、持ち運びや扱いをより良くするため、板の四隅を角4cm位切り取る時に使います。紙ヤスリは、切った時に出るバリを取るのに使います。500番位のものを使いました。

・接着剤
 ゴムと木に対応したものを使います。今回は「セメダインスパーXクリア」を使いました。

・カッターとカッターマット、筆
 板に貼り付けたゴムを形に合わせて切る時と、板の横に塗料を塗るときに使います。

・ドリルドライバー
 板にロッドホルダーをネジで固定する時に使います。私はわかさぎ釣りで使っているマキタの18V充電式ドリルドライバーを使っています。

2 作り方

(1)四隅をカット

 四隅から両側4cmのところに斜めのラインを入れて、ノコギリでカットします。カットした後、バリが出たら、紙ヤスリで削り取ります。

(2)ゴム板を貼り付ける

 あらかじめカットしてあるゴム板を貼り付けます。上面に薄い1mm厚の板を貼り付け、上に重石を置いて1日位乾かして、乾いたらカッティングマットの上で板に沿ってゴムを切り取ります。

 今度は裏面に3mm厚の板を貼り付け、同じく乾いたら板に沿ってゴムを切り取ります。

 写真では、貼りつけと防水塗料塗りを同時に行っていますが、塗料が隙間に入り込んだりするので、別工程で仕上げた方がきれいに作れます。

 また、接着剤は板とゴム板の両面につけて接着すると、きれいに貼りつきます。

(3)防水塗料を塗る

 板の横の部分に、塗料を塗ります。4~5回重ね塗りをするときれいになります。

 より完璧に仕上げるのであれば、横の部分もあらかじめ紙ヤスリで磨いておくといい感じに仕上がると思います。

(4)ロッドホルダーを取り付ける

 先ず、ホルダーのマウントを板の中央になるように測って、ガムテープで仮止めします。

 次に、ドリルでネジ穴の中央に軽く穴を開け、そこにドリルドライバーでタッピングをねじ込んでいきます。念を入れて、タッピング先端に接着剤を付けてみました。

3 完成

 ベース板とゴム板の重さで、竿をしっかり固定できます。多分大物がかかっても倒れることはないと思います。

 早速、来週からの岩洞湖ヒメマス&サクラマス釣りで使ってみます。短いアイスフィッシング用ロッドをホルダー入れ、穂先に鈴を付けてアタリを待とうと思います。

 最初の氷上ヒメマス釣行(2020年2月25日)では、アイスフィッシングロッドが間に合わず、1.4m~2.4mの長い竿での釣行となってしまいました。

 一番短い1.4m以外の竿では、バランスが良くありませんでした。

 アイスフィッシングロッドが届いたので、掛けてみたら竿尻が短くてうまくいきません。急遽塩ビ管で延長したらいい感じに収まりました。

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