カヤックのスパンカーを自作する

 カヤックフィッシングで使っているスパンカーを新たに自作しました。

 今まで市販されているものの帆の部分だけ自作のオリジナル(写真)で利用していたのですが、風立ちに今一つの感じがありました。そこで、前のスパンカーの1.35倍の倍率のものを自作してみました。
 面積比で約182%となりますので、これで風立ちはバッチリの予定です。

1 材料と道具

(1)材料

 ステンレスパイプ:19mm径1本、13mm径4本
 帆布:ヨット用ポリエステル生地約1m×2m
 ハトメ:12mmのアルミ製ハトメ
 結束バンド:100mmの結束バンド
 ステンレスリング:26mm径
 ヒモ:3mm径のヒモ
 白のガムテープ:1巻
 金具類:U字金具2個とピン4本

(2)道具

 充電式ドリルドライバー、万力、ハトメ打ち、ニッパー、カッター

2 手順

(1)帆布製作

 帆布を前の大きさの1.35倍の大きさに切る。かなりの面積があるので、ある程度広いスペースが必要です。切り取りが出来たら、上部を接着剤で付けます。

(2)19mmパイプの曲げ加工

 万力でパイプを押さえ、ガスバーナーで曲げる部分を赤くなるまで熱します。そこで、ぬれたタオルと皮手袋でパイプをつかみ、予定の角度まで曲げていきます。

(3)パイプ類の穴あけ加工

 充電式のドリルドライバーを使って、パイプ類の必要な箇所に穴を開けていきます。どうしても穴の部分にバリが出るので、穴を開け終わったら、ドライバーに砥石を付けてバリを取っていきます。

(4)ハトメ打ち

 ハトメを打つ場所にガムテープで補強をしてから、ハトメを打っていきます。ここは特に力がかかり、破損しやすい場所なので、布の端からは十分マージンを取ります。

(5)帆布とパイプ類の接続

 結束バンドとステンレスリングを使って、帆布をパイプ類にくくり付けていきます。市販品の前のスパンカーは、ステンレスリングとチェーンが使われていましたが、今回は安価な結束バンド中心で作ってみました。現地で強度を確かめたいと思います。

 カヤックには、アルミフレームに塩ビパイプを括りつけ、そこに差し込んで使っています。これで風立ちがかなり改善されると思うので、今から楽しみです。

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