全国の主なのヒメマス釣りポイントについて、簡単にまとめてみました。ご参考ください。
1 北海道のヒメマス釣りポイント
(1)洞爺湖(洞爺湖町・壮瞥町)
面積が70.72平方キロ、最大深度が117mあるカルデラ湖です。周辺は支笏洞爺国立公園に指定されており、湖岸には、洞爺温泉があり、宿泊施設も整っています。
コマセを使った釣りができませんので、レンタルボートを使ったトローリングが面白いかもしません。。
★釣り期間:6月、12月~3月
★入漁料:年券20,000円(陸・船)、日釣券1200円(陸・船)
★尾数制限:不明
★管理:洞爺湖漁業協同組合
★レンタルボート:○
(2)支笏湖(千歳市)
面積が78.48平方キロ、最大深度が360.1mあるカルデラ湖です。洞爺湖とともに支笏洞爺国立公園に指定されおり、透明度の高さと湖の深さで日本屈指の湖となっています。
周辺には支笏湖温泉があります。東日本フェリーの発着港苫小牧からは、約27kmと、マイカーで移動しての釣りも楽しめそうです。
★釣り期間:6月~8月
★入漁料:年券27,770円(船)、13,880円(陸)、日釣券1,540円(船)、770円(陸)
★尾数制限:不明
★管理:支笏湖漁業協同組合
★レンタルボート:○
2 東北のヒメマス釣りポイント
(1)十和田湖(青森県十和田市、秋田県小坂町)
面積が61.11平方キロ、最大深度が326.8mあるカルデラ湖で、十和田八幡平国立公園に指定されています。沼沢湖のヒメマスは、大正4年に養殖試験事業としてこちらから移植されたものが最初です。秋から冬にかけて、沼沢湖が禁漁になってから丁度始まります。
観光地でレンタルボードがないので、陸から釣るか、自分で船を持ち込む必要があります。
★釣り期間:船10月~12月、4月~6月20日、7月11日~20日、陸10月~6月20日、7月11日~20日
★入漁料:日釣券1,000円(陸)、2,000円(船)
★尾数制限:20匹(サクラマスと合わせて)
★管理:十和田湖増殖漁業協同組合
★レンタルボート:×観光用のみ
(2)沼沢湖(福島県金山町)
面積が2.99平方キロ、最大深が96mあるカルデラ湖で、私がホームグラウンドとしている釣り場です。陸からルアーや投げサビキ釣り、船からサビキ釣りで狙えます。
詳細は別記事をご参照ください。
★釣り期間:4月~9月
★入漁料:年券26,000円(船)、13,000円(陸)、日釣券5,000円(船)、(陸釣り年券有で船2,000円)、2,000円(陸)
★尾数制限:50匹
★管理:沼沢漁業協同組合
★レンタルボート:×
★参考サイト
→金山町沼沢湖ヒメマス漁について
3 関東・中部のヒメマス釣りポイント
(1)中禅寺湖(栃木県日光市)
面積11.62平方キロ、最大深が163mある堰止湖で、日光国立公園内にあります。首都圏から比較的近い観光地で、様々な種類の魚が釣りの対象となっています。沼沢湖より早く明治39年に十和田湖産のヒメマスが移植されています。
★釣り期間:船4月20日~9月19日、陸4月1日~9月19日
★入漁料:日釣券共通2,200円、6回回数券11,000円
★尾数制限:30匹
★管理:中禅寺湖漁業協同組合
★レンタルボート:○
(2)西湖(山梨県富士河口湖町)
面積2.1平方キロ、最大深71.7mの堰止湖で、富士山の山梨県側にある富士5湖のうちの一つです。富士箱根伊豆国立公園内にあり、絶滅種とされていたクニマスが発見された湖としても有名です。規模、深さともに沼沢湖と一番近い湖です。
詳細は別記事をご参照ください。
★釣り期間:3月20日~5月31日、10月~12月、
★入漁料:日釣券共通1,500円
★管理:西湖漁業協同組合
★尾数制限:30匹
★レンタルボート:○
(3)本栖湖(山梨県富士河口湖町、身延町)
面積4.7平方キロ、最大深さ121.6mの堰止湖で、前述の西湖とともに富士5湖のうちの一つです。こちらでは、コマセカゴを使った釣りが認められており、沼沢湖と同じような釣りが可能と思われます。
★釣り期間:船のみ3月25日~4月25日、10月25日~11月25日
★入漁料:日釣券共通3,150円
★尾数制限:30匹
★管理:本栖湖漁業協同組合
★レンタルボート:○
★参考サイト
→FUJIYAMA NABIのページ
(4)芦ノ湖(神奈川県箱根町)
面積7.1平方キロ、最大深43.5mの堰止湖で、日本で最初にブラックバスが放流された湖です。観光地としても有名で、周辺にはホテルや温泉など様々な観光施設があります。尾数制限は、ご紹介した湖の中では一番厳しいです。
★釣り期間:船のみ3月2日~12月14日
★入漁料:日釣券共通1,300円、年券共通16,500円
★尾数制限:15匹
★管理:芦ノ湖漁業協同組合
★レンタルボート:○
4 まとめ
以上、8カ所のヒメマス釣りポイントについて調べてみましたが、入漁料、釣り期間それぞれにバラエティーがあり、とても興味深いものでした。
入漁料は、概して高額なところが多く、一番高いのが支笏湖の年券で、27,770円もします。船釣り日釣券では、沼沢湖が一番高く5,000円です。特徴的なのは、関東・中部の釣り場は、全て船陸共通の日釣券を販売していることです。東北以北が、船釣りと陸釣りを明確に分けていることと対照的です。
船釣りの期間について、別表にまとめてみました。表を見てみると、4~6月が一番多いですが、1年中(厳冬期の洞爺湖は厳しそうですが・・)どこかの釣り場で釣りができるようです。
ヒメマスを追い求めて、各地の釣り場に遠征するのも楽しいかも知れません。
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