釣りの途中に温泉に入るのもまた、楽しいことです。おすすめの温泉についてこちらもブログで紹介させていただきたいと思います。
1 二岐温泉の場所など
二岐温泉は、福島県中通り地方の天栄村から会津地方の下郷町に抜ける国道114号線からさらに、南に5kmほど入った、渓流沿いにある小さな温泉地です。
東北道須賀川インターチェンジからは45km、車で55分位の場所です。インターを降りてから温泉入口まで国道118号線を通るので、わかりやすい道順です。
昔は、国道からの狭小な山道を通ってようやくたどりつける秘湯感満載の場所でしたが、道路が整備され、自動車ですぐに行ける場所になりました。温泉入口にはバス転回所とても利用されている広い共同駐車場があります。
二岐温泉には、大丸あすなろ荘、柏屋旅館、旅館ふじや、桂祇荘、ぶな山荘、それに湯小屋旅館の6つの旅館があります。
2 湯小屋旅館
(1)概要
その中でも、湯小屋旅館は一番秘湯感を残すところで、漫画家つげ義春の作品「二岐渓谷」のモデルとなったところです。
二岐温泉共同の駐車場前の道路から、反対側にアスファルトの坂道を200m位下ったところにあり、坂道の入口に営業の可否を掲げた目印があるので、目安になると思います。
建物は、まさに歴史を感じさせる、悪く言うとあばら家風の味のある建物で、一度目にすると忘れることのできない秘湯感たっぷりの建物です。目をこらすと少し傾いているかもしれません。
当時の経営者は、今はなく、温泉好き有志の手によって運営されており、土日のみ開業しています。泊まりは土曜の夜素泊まりのみ可で、立ち寄り湯は500円です。
(2)温泉
二岐温泉の泉質は、硫酸塩泉で、入ってみた感じでは無色透明のやさしいお湯です。
混浴内風呂には、豊富な湯量の源泉が流し込まれており、ぬる湯好きの方には、少し熱いかもしれません。水でうめることもできます。
混浴露天風呂は、内風呂から階段を少し下った渓流沿いにあります。大小2つの湯船があり、大きな方の湯船には3~4人入れます。小さな方の湯船は、1人でいっぱいになってしまいます。
岩を組んで、そこに源泉が流し込まれています。湯温は、内風呂に比べると低めのちょうどいい感じの適温です。
岩には苔がびっしり生えており、まさに苔むした感じの露天風呂となっています。
すぐ隣は二岐川の渓流が流れており、春は新緑、秋は紅葉を楽しむことが出来ます。
私は温泉好きで、釣りのついでに、あちこちの温泉に出かけていますが、こちらの苔むした感じの露天風呂は、一番のお気に入りです。
また、なんとも言えない秘湯感をじっくり味わうことができる、楽しい場所です。
自動車でのアクセスは、かなり楽な場所ですので、秘湯好きな方には是非お勧めしたい温泉です。
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