ヒメマスを沢山釣ると、大量に捌く必要が出てきます。
シンプルな塩焼きでは、お腹を割いて内臓とエラ・血合いを出すだけで済むのですが、寿司やバター炒めなど少し手の込んだ料理をしようとすると、3枚におろす必要が出てきます。
小型の包丁を使っていたのですが、たまにてこずることがありました。北米の友人たちの動画等を見るとフィレットナイフを使って、楽々捌いていたので、このナイフについて調べてみました。
<フィレットナイフでヒメマスを捌く動画(英語)>
1 フィレットナイフ
(1)形
刃の幅が薄く、先がとがった形状をしており、刃は刃部が先端に向かって少し反った形ものと、比較的直線的なものがあります。
北米の魚が捌く動画を見ると、少し反ったタイプのものを使っているようです。魚を捌くには、身に対して垂直に刃があたりよりも、少し斜めで当たった方が、切れ味はいいと思います。
(2)使い方
完全に魚を捌くために使うナイフです。
ヒメマスのような骨の硬くない魚はそのまま頭を切り落とし、切り落としたら背骨に沿って身を3枚におろします。特にこのナイフは薄くできており、すんなりと身と背骨が分離できるようです。
3枚におろした身から皮を引いて行きますが、ここでも薄い刃と斜めの角度はより作業効率を高めると思います。
現在日本の柳葉包丁を使っていますが、刃に厚みがあるので、直刃であることから、皮引きには少し手こずっています。
2 日本で入手可能なナイフ
このフィレットナイフについて、Amazonでこのような形で、顧客からの評価が高いものをいくつか選んでみました。
(1)普及価格帯(3,000~4,000円位)
・TescomaフィレットナイフPresto 18 cm(2,735円)
刃渡り18cm、重さ63,5gと軽量なナイフで、色々な調理関係の器具を販売してるメーカー製です。刃はステンレス、ハンドルはプラスチックです。インプレでは、使っている内に研ぎが必要となってくるとの感想もありました。
→アマゾンの製品ページ
・ラパラ フィレナイフ6インチ スーパーフレックス(4,280円)
刃渡り15cm、重さ136gのナイフで、フィンランドの釣り具メーカー製です。私もここのドジャーを使っています。小型の魚をさばくのには大変便利だが、自分で研いで刃を付ける必要があるとの感想もありました。
→アマゾンの製品ページ
(2)中価格帯(14,000~19,000円)
・ヴォストフ グランプリII フィレットナイフ7インチ(14,534円)
刃渡り18cm、重さ122gの軽量ナイフで、ドイツゾーリンゲンの著名ブランドヴォストフの製品です。材質は、鍛造高炭素ステンレス鋼、ロックウェル硬度は58です。
→アマゾンの製品ページ
・ヴォストフ クラシックアイコンフィレットナイフ7インチ(18,822円)
刃渡り18cm、重さ150gのナイフで、(1)と同じヴォストフの製品です。材質は、鍛造高炭素ステンレス鋼、ロックウェル硬度は58です。
→アマゾンの製品ページ
(3)高価格帯(25,000円前後)
・ダルストング ジャーマンフィレトナイフ(24,436円)
刃渡り18cm、重さ168gのナイフです。中国に工場を持つ新興の刃物メーカーで、日本の鋼を使った「将軍」シリーズも出しています。インプレでは、切れ味・形ともに大変好評です。材質は高炭素鋼で、ロックウェル硬度は55です。
→アマゾンの製品ページ
3 まとめ
日本では全くみない形のナイフですが、とても良く切れそうです。この中では、ヴォストフとダルストングの製品にとても惹かれるものがあります。ただ、刃身が薄いので、砥石で研ぐとたちまちなくなりそうで、専用のシャープナーを使う必要がありそうです。
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