ヒメマスのソナー釣法2(第2章 年度ごとの釣果と概要)

第2章 年度ごとの釣果と概要

第1節 各年度の釣果

 2018年から2023年までの釣果について、表にまとめました。

 ソナーを導入した2019年から釣果が安定したものの、カヤックを変更した2022年にスキルの習得に手間取り釣果が落ちてしまいました。しかし、2023年に再度、魚への接近方法や誘いを方法を工夫したところ、釣果が上向きました。

第2節 2018年の概要

 この年から本格的に、カヤックと魚探を利用したヒメマス釣りを始めました。まず、カヤックにフィットするテーブルを作り、その上にワカサギ用魚探を載せ、竿台と振動子置きも設置しました。釣り方はコマセを利用したサビキ釣りで、なるべく同じところに定位するように努めました。ヒメマスの群れが来ると、2本の竿に掛かることもありましたが、待っている時間が圧倒的に長かったです。

 秋には、ガーミンの8インチ魚探と下方探査振動子を導入しましたが、釣り方は基本的に一緒です。

第3節 2019年の概要

 ガーミンの8インチ魚探に食わえて7インチ魚探と、前方探査ソナーと下方探査ソナーも合わせて導入し、基本的な釣りのスタイルが確定しました。それと同時に、湖の中でのヒメマスの群れの動き、季節ごとの群れの泳ぐ層と形など、ヒメマスに対する基本的な知見が集められた年でもありました。

 コマセの使用をやめたものの、釣果jは飛躍的にUPし、平均21匹で、総数は500匹近くになりました。まさに、ソナーの威力を実感した年です。

第4節 2020年の概要

 シーズン当初の4月は絶好調で、初めて1日の定量50匹が釣れた日もありました。ただ、魚の絶対量自体が昨年より少ないせいか、後半の釣果が伸びませんでした。
釣りがむずかしくなる原因は、5月後半から6月にかけての魚が表層に集まってくる時期と、夏以降の時期でした。魚が表層に集まると、カヤックで静かに近づいても気   づかれることが多かったです。また、夏以降では、中層に魚が戻ってくるものの、サビキに対する反応がとても悪く、食いつかせるのに苦労しました。

第5節 2021年の概要

 昨年よりも更に魚の数が減って、釣果自体が悪くなってしまいました。群れ自体が2019年に見られたような超大規模魚群(長さ10m厚さ5m程度)が全く見られなくなってしまいました。

 シリーズ終盤には、足漕ぎやかっくも導入し、試行をはじめました。今までの手漕ぎカヤックでは、両サイドに振動子を付けていると、まるで「鉄の下駄」をはいているように漕ぎが重く、特に向井風の日など、出航地点に戻るのにはとても体力を消耗しました。これが、足漕ぎカヤックに代えて、振動子を船の後尾に付けると、ほぼ推進力には影響がなく、湖上を長距離移動できるようになりました、

第6節 2022年の概要

 完全に、足漕ぎカヤック+魚探、振動子1台の体制に移行しました。魚自体が少ないのと、操船になれないこともあって、大苦戦しました。足漕ぎでは、急旋回やバックなどがむずかしく、群れに正確に仕掛けを落とし込むのがむずかしかったです。

 また、今まで使っていた市販の仕掛けが廃盤となり、仕掛けを自作しました。ここでは、山梨県西湖で安定した釣果を上げている方が公表しているものを参考にして、特に小型の集魚版が効果があるようなのでつけてみました。

第7節 2023年の概要

 昨年の貧果の原因は、カヤック操船技術にあると考え、足漕ぎは群れに近づくまでとして、近づいてからは、手漕ぎに戻し操船することにしました。すると、群れは少ないものの、釣果は無事回復し、3年ぶりに1日の制限匹数50匹を上げることが出来ました。

 また、ヒメマスが必ず喰いつくタイミングもおおよそ理解できました。群れの中に落とすと驚いて逃げてしまうことが多いのに対して、群れの5m前後に落とすと、反射的に喰ってきます。ただ、夏場以降になると、それでも喰わない場合があるので、その場合は大きく竿を上下にしゃくり誘いをかけてやると喰いつくことがありました。

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