最近、ようやくGoogle先生に少し認められたのか、検索エンジンからのアクセスが増えつつあります。その中には、「氷上釣りをやってみたいけど、どうすればいいの?」と言う初心者の方もいるかと思いますので、何回かに分けて初心者向けのお話をしたいと思います。
すでにキャリアのある方は読み飛ばしてください。
最初となる今回は氷上釣りの服装についてご紹介します。ホームの桧原湖での釣りを想定していますので、ご了承ください。
1 業者のやっている小屋やドームで釣る場合
基本的に、真冬の日常の服装でOKです。ただ、足元だけは防寒長靴を履いた方がいいです。移動はだいたいのところで、スノーモービルの後部座席かそれに引っ張られるソリです。足元さえ寒い思いをしなければ、大丈夫です。後はストーブが焚かれたぬくぬくの場所で釣りを楽しめます。
2 氷上のテントで釣る場合
こちらは、距離は別にして氷上を歩いてポイントに行き、テントを設営、撤収と言う作業を行う必要があります。天候も晴れ・無風ばかりでなく、強風・雪の場合もありますので、かなり本格的な装備が必要となります。
(1)首から頭まで
まず、冷気から喉などを守るためにフェイスマスクがあると便利です。これで、鼻と耳を守ることが出来ます。更に耳と頭を冷気から守るため、耳まで隠れる帽子が必要です。素材は何でも大丈夫ですが、毛皮系だとより暖かいです。また、首付近から冷気が入り込まないように筒状のネックウォーマーがあると便利です。
<販売例>モンベルのフェイスマスク
(2)体幹部分
インナー、ミドラー、アウターの3枚の重ね着が基本となります。
インナーは、下着の上に着る一番下の衣類で、コストパフォーマンスを考えるとユニクロのヒートテックでも大丈夫です。私は軽くて暖かいモンベルのジオラインシリーズを着ています。ノースフェイスでも同様のものが出ています。この上にトレーナーや厚手のシャツなどを着ます。
<販売例>モンベル・ジオラインシャツ
ミドラーは、アウターの下に着る衣類で、アウターだけに比べてはるかに暖かく過ごすことができます。だいたいインナーダウンと呼ばれている製品を着れば間違いないと思います。フリースでも大丈夫ですし、下半身はなくてもなんとかなります。私はモンベルのインナーダウンを着ています。
<販売例>モンベル・インナーダウン
アウターは、一番外側に着るジャケットとパンツで、防寒・防水透湿素材であることが求められています。スノボやスキーなどに使うものでも代用可能だと思いますが、やはり釣り具メーカーから出ているものが、寒冷地での釣りを想定したものですので、おすすめです。ダイワ・シマノから複数のアウターが出ており、最上級のゴアテックスを使ったものから、比較的安価なものまで色々選べます。耐寒度を数字で表したりしているので、それも目安になると思います。
私は他の人と服装がかぶるのが嫌だったので、アメリカのFRABILLと言うメーカーのものを着ています。Lを注文したのですが、大きすぎました。アメリカのLは日本のLLで、MがLに該当すると思います。
・シマノの防寒着
・ダイワの防寒着
・FRABILLの防寒着
(3)手先
手袋は、ドリルで穴を開けたり、魚探を取り出したり、テントを広げて固定したりする時に便利なように、防水・防寒仕様のものが便利です。ホームセンターにあるものでも十分役に立ちます。防寒だけではなく、指が動きやすく作業しやすいことも大事です。私はゴアテックスのものを使っています。
(4)足元
足元は、防寒・防水の長靴一択です。靴屋さんに売っている長めのものを選べばいいと思います。特に春先に足元がぬかるむことがあるので、足がはまり込んでも水が入らないように長いものをお勧めします。
私は-40度にも耐えると言われている海外製のものを使っていますが、インナーがけっこうかさばり使い勝手はあまり良くありません。長靴はゴム製品ですので、長年使うとどうしても穴が空きます。数年に1度の買い替えが必要です。
<販売例>カミックのブーツ
(5)その他
目も開けていられないような吹雪の時には、ゴーグルが必須です。こんな日は釣りに行かない方がいいのですが。
また、この服装+ホッカイロがあれば、鬼に金棒です。ミドラーの背中上下に2枚、両側のわきの下に2枚、両大腿前部に2枚の6枚を使えば、まず寒さを感じることはありません。
以上、紹介したような服装ででかければ、かなりの低温にも耐えられると思います。興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
大変勉強になりました。
ありがとうございます。
明日、よろしくお願いします。