1月13日(日)赤城大沼釣行(氷上2)

 栃木市の温泉宿でゆっくり朝食をとってから、8時過ぎに出発しました。東北道から北関東道に入り、伊勢崎ICで降ります。そこから、国道17号に入り、途中住宅街の道を抜けて、大鳥居をくぐり赤城山に続く道に入りました。ここから先、20kmあります。

 入口からしばらくは、両側に飲食店が続き、まるで観光地の那須街道のようでした。1000mを越えると凍結路と急カーブが続き、これまた身近なスカイラインのような道路でした。交通量はそこそこあり、ベンツとワーゲンのSUVに挟まれながらの登坂となりました。

 最高点の観光案内所を過ぎると眼下に大沼が見え、今回は左折して、湖畔の青木旅館本店に行きました。大体栃木市の宿を出て2時間位です。

 こちらでは、テント、竿、ドリル、エサなど一式を借用することが出来、前の5人家族は一式借りていました。手ぶらで、気軽に釣りの出来る環境は、素晴らしいと思います。

 日釣り券700円を購入して、道具を準備し、湖上に降り立ちます。岸から300m位の所にテント村があったので、その先50m付近に穴を開けてみました。

 ガーミンのPS22を入れて、フロントビューで360度の魚群を探してみました。すると、左前方12mに反応があります。早速、移動して穴を開け、今度はダウンビューで魚群を探すと、ばっちり真下に強い反応があります。これはしめしめと、テントを設営しました。

 さて、テントを設営して魚探を見ると魚群がいなくなっています。地形はほぼ平坦深さ10mで、魚は頻繁に回遊していそうです。

 これは、回遊を待つしかないと諦めて、釣りを開始しました。魚探には、両サイド4m位までの魚が映ります。

 大体10~20分間隔で魚群が、中層から下層に入ってくるので、その深さに仕掛けを入れると、必ずアタリがあります。上がってくる魚は、10cm位のいい型ばかりです。

 一番濃い反応が出た時には、トリプルでかかってきました。しかし、反応がない時はどんなに誘いを入れても、全く喰ってきません。

 アタリは、しっかり出てあわせやすいです。魚の移動速度は速く、1本竿では、2回掛けるのが、精一杯でした。

 この釣りは、付近の魚の動きがリアルタイムでわかり、とても面白いです。「さあ、来たぞ、来たぞ、来たぞ、喰うぞ、喰うぞ、そら喰った」みたいな感じです。直下の情報しか分からない普通の魚探とは違った楽しみ方ができます。

 12時半を過ぎると、余り回遊が見られなくなり、夕方用事もあるので早めに上がりました。結局12匹しか釣れませんでしたが、宿に持って行って旅館の方に差し上げたら大変喜ばれました。

 赤城大沼の私が釣った場所は、平坦な地形で、群れは1箇所に留まらず、かなり速いスピードで移動していました。群れを止める方法をいろいろ思案してみましたが、大人数で仕掛けを垂らすのが、こちらではいいかも知れないと思いました。

 つまり、釣り人の集まるテント村があれば、迷わずその中に入るのが良いかも知れません。地形の変化に富む桧原湖だと、魚が溜まったり、頻繁に回遊するルートが決まっているのですが、この辺が大きな違いだと思いました。

 今回釣りをしてみて、とても面白いポイントだと感じましたが、福島から行くとなるとかなり遠くなります。夕方前橋まで行って、そこのビジネスホテルに1泊して朝方出掛けるのが、現実的かも知れません。

<天候、気温>:晴れ、-3℃
<水深とタナ・氷厚>:10m、底、中層5m付近 15cm
<道具と仕掛け>:クリスティアCR-PTⅡ×1本、道糸PE0.3号、VARIVASワークスリミテッド281SLX+穂先アタッチメント、渋りワカサギ狐1号、タングステンシンカー5.3g
<エサ>紅サシ半カット
<時間と釣果>11時10分~13時10分(実釣2時間) 12匹
<回数/総実釣時間/トータル/平均時速>4回/17時間10分/118匹/7ワカ

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