氷上テントに雪を簡単に載せる道具「ジョレン」

 氷上釣りを楽しんでいるみなさんは、テントの裾に雪をかけるのに、どの様な道具を使われているでしょうか?

 私は、長くジョレンを愛用しています。

 元々、水路などに溜まった泥や砂を掻き上げる道具です。柄の先に四角い刃が付いた道具で、両サイドと奥の縁は、泥や砂が落ちないように、2~3センチ位高くなっています。

 農具としては、わりとポピュラーなもので、ホームセンターの農具コーナーで簡単に入手可能です。

 氷上釣りでは、テント設営部の雪面を平らにならしたり、テントの裾に雪を上げたりするのに、とても便利な道具です。

 桧原湖など豪雪地帯の湖では、雪氷の上に厚く雪が積っていることがままあります。通常、防寒靴などで平らにならしてから、テントを設営しますが、ここで、ジョレンで平滑な面を作っておくと、テント内での釣りがとても快適になります。

 発泡スチロールなど床断熱材を置くのも楽ですし、竿台を直接置く場合も安定します。

 テント固定には、前にご紹介したブリザードステークアイスピトンがとても有効です。湖面が厚く雪に覆われていれば、それらを使う前に、テント裾に沢山の雪を被せると、テントはほぼ安定します。

 私は、最初プラスチックのスコップで苦労して雪被せをしていましたが、この道具を使ってから、その作業がかなり楽になりました。

 この道具にも気をつける点があります。それは、刃部の前面両側エッジが結構立っているので、テントの布や車の内装を傷つける危険性があることです。

 気をつければ、先ず大丈夫ですが、使うにあたっては頭の片隅に入れて置く必要があるかと思います。

 ばっと見、どんくさい道具ですが、氷上で役立つこと間違いなしです。

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