平刃のドリルはずっと持っていたのですが、曲刃のアイスドリルは、2年前に桧原湖に奉納してしまいました。先日何気に米アマゾンのサイトを見たら、かっこいいブラックの曲刃のアイスドリルを見つけ、これをスノーモービルの専用キャリアに積んだら最高と、ポチってしまいました。
北米では、アイスドリルのことを「ice auger」と言います。Augerはらせん状の木工錐や地面に穴を開けるらせん状の掘具のことを指します。
日本では見ないようなものも含めて、様々な種類の形態がありますので、御紹介します。
1 手回しドリル
日本と同じ、平刃のものと曲刃のものがあり、形態的にも同じものです。今回、輸入したのもこれです。Mora(平刃)とLazer(曲刃)の2種類があり、日本と違うのは、大きさのバラエティーが多いことです。
日本では、ほぼ全てが6インチ(約15cm)ですが、4インチ(約10cm)から8インチ(約20cm)までのものがあります。価格は刃径と形状によって違い、50-130ドル位のようです。確かに、大型のパイクなど魚は、小さい口径の氷穴からは、上がってこないかもしれません。
Facebookの北米釣友たちの釣行を見てみると、最近では日本同様に、充電式ドリルを接続して使っている方も多いようです。ただ、接続具には日本のような横バーの付いたものはなく、簡単な接続金具だけだったり、より大型のもの青いシェルターで有名なClamものだったりするようです。
最近では、充電式ドリルでの利用を前提にしたハンドルが付いているモデルも販売されているようです。丁度ダイワのモデルにハンドルが付いている感じです。
2 エンジン式ドリル
こちらも、人気のアイテムのようで、北米の氷上釣りと言えば、先ずこちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。大馬力だけあって、刃径は8インチと10インチのものがあるようです。エンジンには2サイクルガソリンエンジンとプロパンガス4サイクルエンジンがあります。大きさは30-40cc位で、ガソリンエンジンでは、日本では大きめの草刈り機に使う大きさ位です。
赤いシェルターで有名なエスキモーでは、両方のエンジンの機種を出しています。価格は、300-500ドル位のようです。このエンジン式ドリルは、いかにもアメリカらしい豪快さがあって、アメリカの氷上釣りの風景にとても良く合うと思っています。
3 バッテリー搭載のドリル
最近は環境にやさしいリチウムイオンバッテリー搭載のドリルも、人気のようです。こちらの刃径もエンジン同様、8インチと10インチがあるようです。価格は500-800ドル位とエンジン式に比べるとかなり高額です。丁度ドリルの軸の上部にバッテリー(3Aか5A)をはめ込んで使うようです。私は桧原湖で使っている方を1度だけ見たことがあります。
今のところ、手回しのドリルに充電式バッテリーのセットで十分満足しています。北米の極寒の地方にある真氷がとても厚くなるような湖での氷上釣りでは、エンジン式の強力なドリルがとても便利だと思います。
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