楽しいスノーモービル改造

 新車を購入した時の楽しみに、どんなオプションを付けようか、あれこれ考えることがあるかと思います。また、購入後もこつこつと手を入れて、色々とオプションを付けたり改造したりして楽しんでいる方もいるかと思います。

 スノーモービルも全く同じです。新しく購入した時や年式の新しいモービルを手に入れた時は色々楽しめると思います。私のモービルは実用モデルなので、アクセサリー類は少ない方ですが、山岳モデルやレース用モデルにはたくさんのアクセサリー類が出ています。

 スノーモービルは高価な乗り物だと思われがちですが、きちんと手入れすれば、自動車よりもはるかに長い寿命を持っています。だいたい20年以上は使えると思います。30歳で新車を手に入れれば、50歳までは問題なく乗れます。特に、わかさぎ釣りで使う分には、期間や走行距離も限られます。ガンガン攻める山岳モデルなどよりも痛みはずっと少ないと思います。

 私のTundraLT600Aceは、改造とオプションアクセサリーてんこ盛りにして楽しんでいるので、以下ご紹介します。カッコ内はSki-Doo部品番号、-は廃盤

1 車体に取り付けるもの(ハード品)

◆2シータのシート(860200575)

 ノーマルの状態では、2upシートと言う2人乗りの長めのシートが付いていますが、こちらを1+1の分離シートに交換しました。ScandicやExpeditionシリーズは初めからこちらのタイプのシートが付いています。後ろの乗客の乗り心地が、がっしりとした取っ手のおかげで、とてもいいです。取り外した2upシートは、ヤフオクでいい値段で売れました。

◆ウィンドシールドとバックミラー(860201000+517305787)

 ノーマルの状態では、黄色で高さの低いもの(本文最初の写真参照)ですが、こちらもScandicと同等の背の高いものに付け替え、バックミラーも付けました。前方からの風を遮ってくれるし、透明なので視界はとても良好です。
 110km/hで湖上を疾走しても風が全然気にならなかったです。

◆スキースキン(860201040)とスキーハンドル(505073388)

 こちらもScandicに標準で付いている幅広のものを追加で取り付けています。前にフィンランドのサイトを見ていたら、半数以上の方がこのモービルに付けていたので、すかさず付けました。
 スキーの幅が広がるので、深雪となった場合の浮力が上がります。ただ、ハンドルの操作性は、ノーマルに比べると少し悪くなり、曲がりにくくなる印象があります。

 スキーハンドルは、完全にお遊びです。ノーマルは黒いものですが、雪の上で映えそうな色なので、オレンジに替えてみました。

◆フロントバンパー(86020572)

 丈夫なバンパーを追加で付けました。かなり丈夫なものですので、前方にテントなどの荷物を固定するのに大変重宝しています。あってもいいものだと思います。私はこれに、L字金具を取り付け、そこにゴムロープでテントを括りつけています。

◆荷台サイドプレート(860201564)

 荷物が後部荷台の隙間から転落することを防ぐプレートです。こちらがあれば、荷崩れの心配はなくなります。荷台上部に横幅の大きなテントやドリルなどを積むときに丁度うまい具合に引っかかりになって重宝していました。私は両サイド1枚ずつの2枚付けていますが、できれば両サイド2枚すつの4枚付けた方がいいかも知れません。

◆乗客用足掛け(-)

 後席の乗客が足を掛けるための金具です。こちらは、1+1シートに付け替えた際に一緒に導入しました。特になくても不便はありません。

◆アイスドリルキャリア

 今年新たに付けたものです。アメリカのアマゾンから手に入れました。すごく便利な道具です。普通、アイスドリルはかさばる道具で、どのように運ぶか頭を悩ますところですが、これで悩みは一発解消、後ろに付けるだけです。荷台の他の荷物とも全く干渉せず、良く考えられたものだと感心してしまいます。

◆ハンドル接続魚探用台

 船の棒状の手すりにロッドを取り付ける部品を代用して使っていましたが、ラムマウントシステムに変更しました。ネジを締めたり、緩めたりすることで、位置を自由に替えることができます。こちらを付けることによって、ポイントまで行く機動性が飛躍的に向上しました。

→ラムマウントシステム(株)プロト

2 車体に取り付けるもの(ソフト品)

◆座席バックキャリア(-)

 ヘルメットなどを収納するために付けられているようですが、とても便利で重宝しています。アイスドリルに接続する充電式ドリルや小型魚群探知機など、大事な機械類を載せています。ハードケースなので、機械類を載せるのも安心です。

◆ハンドルカバー(860201144)

 一昔前のバイクについているようなカバーで、正直どんくさいです。しかし、見た目とは裏腹に手袋をしなくても大丈夫な位中は暖かく、こちらも重宝しています。便利さがどんくささを上回る製品だと思います。

◆ハンドルバック(860201564)

 カメラやバッテリーなどちょっとした小物を入れるのに便利です。本来は電熱プレートを入れて、ツーリングに持っていく飲料が凍るのを防ぐようですが、そこまではしていません。ハンドルに45CVを取り付けてからは、小型バッテリーを入れる場所として重宝しています。

◆タンク地図ケース(860201127)

 タンクの上部に付ける上部が透明な地図ケースで、湖底図に緯度・経度の線を入れた地図をここに入れて利用していました。GARMINのシステムに替えてから、紙の地図は使わないので、何をいれようか思案しています。

◆荷台専用バック(860200801)

 超大型80リットルのバックです。両側に取ってが付いていて、TundaraLTの広い荷台にすっぽり収まります。縦方向にも伸縮するので、狭い荷台にも付けられます。丈夫な材質で作られていて、荷物が少なければ、このバックと自分が背負うデイバックがあれば、後ろにソリを付けなくても釣行できます。

 今年からは、GARMIN魚探システムをフル活用しているので、魚探関係の道具入れに使っています。移動してポイントを変更したい時も、さっと機械類を収納できるので、とても便利です。

◆スノーモービル用カバーシート

 長期保管する時に、かけておけば劣化を防げます。また、吹雪時の釣行に、モービルの大切な機関類に雪が吹き込む危険を防ぐことができます。私のはオプション品を付けずぎて、車体がはみ出ています。

 装備の追加は、自動車と同様、とても楽しいものです。
 小学生位のお子さんをお持ちで、スノーモービル乗り入れ可の湖に釣行されているみなさん。それは、購入しても絶対後悔しない乗り物です。子供さんを載せて、氷上を滑走すれば、大切な一生の思い出になることと思います。昔、うちの子供たちも氷上釣りに連れて行きましたが、モービルはありませんでした。あの時、載せてやったら楽しかっただろうな~と思っています。
 幸い、ホームグラウンドの桧原湖には年間を通じて保管してくれる場所が複数あります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です