木製燻製器を製作する2(組み立て)

 材料が揃ったので、早速組み立ててみました。

 かなり細かい作業があるので、かかった時間はだいたい1日半位です。以下、組み立ての状況をご紹介します。

1 側板と奥板の製作

 側板最初の1枚目は規定の大きさに切った角材をコンパネにガムテープに貼り付けてから、裏返しにしてコンパネを角材に打ち付けてみました。

 しかし、微妙に横の角材のサイズが大きいようで、コンパネから少しはみ出てしまいました。そこで、はみ出た部分はグラインダーで削り取ってみました。

 2枚目は、コンパネに釘で仮留めしてから本留めすることにしました。ここで横の角材の寸法が少し長いことが改めて発覚し、少し切り取りました。横板は枠内の下から取り付け、L字金具もその順番で取り付けました。

 奥板も2枚目と同じ方法で製作しました。

2 側板と奥板の組付け

 完成した側板と奥板をコの字型に組付けます。

 ここで、失敗するとひしゃげた箱のようになってしまいますので、ビールケースも使って、釘で仮止めしながら、慎重に組付けていきます。

3 底板と天板の製作と組付け

 底板には、燻製素材から垂れてくる汚れ対策にアルミホイルを敷くことにしました。側板と奥板も同じく底から10cmにアルミホイルを付けました。

 ここに、電熱器を固定するL字を取り付けます。当初、真ん中に付ける予定でした。しかし、裏面の電気コードがむき出しになっており、スモークウッドの熱が伝わり変形する危険性があると思われたので、右に寄せて取り付けました。

 奥に付ける予定だったL字金具の高さが足りなかったので、スモークウッドを載せるトレイを固定する予定だった別のL字金具を使いました。

 天板には、煙突代わりの穴の大きさを調整する板を1か所でボルト留めして、動かせるようにしました。四角い形だと隙間が不規則に空くので、後日付け替えるかもしれません。

 これらの底板と天板を、先に組付けた側板・奥板に組付けます。こちらも、釘で仮止めしてから木ネジで留めたらうまく行きました。

4 扉の製作と組付け

 まず、ファンを取り付けた穴を塞ぐ板材を取り付けました。こちらは、小箱を留める小さな金具を使いましたが、付属のネジは板材にうまく付かなかったので、極小ボルトセットで金具を取り付け、扉側に釘を打って留まるようにしました。

 バートル空調服のファンは、ロゴが正面を向くように取り付け部を接着剤で穴に付けました。

 組付けのために、丁番を付けますが、なるべく隙間がなくなるように、扉側にノミで切り込みを入れました。丁番は2個付けましたが、扉が重いのでもう1個つけた方がよかったかもしれません。

 丁番の取り付けには、特に気をつかって平面が取れるところで、組付けました。上下にマグネットを取り付ける予定でしたが、扉が重くその分締まりがいいので、今回は取り付けませんでした。

5 取っ手類と横棒の取り付け

 全体が組みあがったら、まず運搬用の取っ手を取り付けます。かなりの重量になってしまったので、取っ手がないと持ち運びが厳しい感じです。

 また、実施設計時にはなかった扉の取っ手も取り付けます。かなり重い扉なので、取っ手があると便利です。

 サーモスタット用を引っ掛けるL字フックも右側上面に取り付けます。引っ掛けてみたら、ガタガタ言わずいい感じで付けられました。

 スモークウッドを載せる金属トレイを載せる横棒と、電熱器の熱源を落下雫から防ぐためのトレイ等を置くための横棒を設置します。片方は袋ナットて留め、もう片方はナットと円形金具で留めます。かなり長くなってしまうので、前に購入したマキタのレシプロソーで余分な部分を切り取ります。

6 改良すべき点

 燻製作りに、問題なく使えると思いますが、まだ改良すべき部分があります。

 まず、全体重量がかなり重くなってしまいました。一人で持ってなんとかやっと動かせる位です。更なる軽量化のため、扉や天板についても側板や奥板と同じような中空の板にした方がいいかもしれません。

 特に扉については、2本の丁番では支えきれない重さの感じがあり、反対側が下がり気味になり、地面に付いてしまいます。丁番をもう1つ付けて更に下を少し切る必要があると思います。特にコードを外に出す必要があるので右下は切り込みを入れたいところです。

 扉と本体との間にどうしても隙間が出来てしまい、煙が漏れる可能性があります。薄いゴムを貼る、パテで埋めるなどの処置が必要と思われます。

 スモークウッドは、煙を出すとともに炭になってかなりの熱を発します。板の近くだとやはり熱が心配です。そこで、それを載せるトレイの板側に放熱用の金属板を付けようかと思っています。

 後日、使用感も含めたまとめをUPしたいと思います。

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