昨年にGARMINのPANOPTIXシステムを導入してから、沼沢湖で前方にいるヒメマスの回遊ルートを記録してみました。
写真画面の中央よりやや左側の10~15m付近に写っているのが、ヒメマスの群れです。比較的長い時間追跡できたものと、途中でロストしてしまい、短い距離しか追跡できなかったものがあります。
ここで、改めて図上で回遊ルートを辿ってみたいと思います。
1 図上に落としたデータ
最初の図が、地形図にヒメマスの回遊ルートを点として載せた生のデータです。
PS31を使うとだいだい50m前方までのヒメマスの群れをとらえることができ、それをEchomap plus95SVの画面で記録すると、地図の方にも自動的にポイントが落ちるシステムになっています。
ヒメマスの回遊深度は、だいたい10~15m位の深さのところです。この付近の湖底自体が50m前後あるので、かなり浅い層を泳いでいます。
群れを探知した時には、かなり大規模なものから比較的小規模なものまでありましたが、地図のポイントにはそれは記録されていません。
2 ヒメマスの回遊ルート
これを、線上に結んだものが、次の図です。ヒメマスは直線状に移動しているのではなく、かなり曲がりながら、水中を自由に移動している様子が良く分かると思います。
カヤックで追いかけた時に速さは、結構早く時速2km以上は出ていたと思われます。
これを見ただけでは、特に湖底の地形に影響を受けて、特定の場所を回遊している感じは受けませんでした。
3 これからの対応
実際にコマセ籠を付けて、船を一定の場所に定位させて釣る方法をとるとすると、重なる傾向がある地点を重点的に攻める必要があります。
しかし、地図から見ると重なる場所は分かりませんでした。別な湖面で記録を取ると、そのような場所があるのかもしれません。
方法としては、一定の場所で継続的にコマセを撒き続けることによって、コマセが濃く留まりやすい場所を作ります。そこをヒメマスの群れが通った時に、少しでも長い時間定位させて、釣り上げる作戦です。
現況で一番数を上げようとすると、この作戦が最も効果的であると思われます。他に、ヒメマスの群れを追いかけて、未来位置に先回りして仕掛けを投入する方法もあります。
しかし、シビアに釣果にこだわるのであれば、推定通過場所定位の待ち伏せ作戦の方が釣果が上がると思っています。
<4月17日追記>
4月14日の釣行から、このような待ち伏せではなく、積極的に群れを探し、その真上から仕掛けを落とす方が釣果が上がるので、今後はこちらの釣法で行こうと思います。
だだ、昨年の釣行でも御紹介したように、群れを探知し追いかけて釣るは、駆逐艦vs潜水艦ゲームのような楽しさがあります。
この釣りを存分に楽しむならこの方法は面白いと思います。
ヒメマス釣り解禁まで、2か月を切りました。3月末になると会津若松の釣具店でも年券の販売が開始されます。
年券は昨年ベースで26,000円とかなり高額ですが、この金額やその立地も相まって、沼沢湖は多くの釣り人にポイントが荒らされない場所となっているものと考えています。氷上釣りはまだ続きますが、早くヒメマス釣りも初めてみたいです。
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