1回目で服装、2回目でテント、ドリル、ソリについてご紹介しましたが、基本道具について、簡単にまとめてみたいと思います。前提となっているのは、ドーム船と氷上での釣りですので、船や桟橋で釣りを楽しむ方とは違っているかも知れません。
1 リール
こちらは、電動リール、それも「DAIWAクリスティアシリーズ」をお勧めします。
このリールは、その形状からとても握りやすく、スイッチも両側にあるので、どちらの手に持ってもしっくりきます。シマノの「ワカサギマチックDDM-T」が、クリスティアに似た形に変化して「レイクマスターCT-T」になったり、Hapsonから似た形状の「YH-202」が販売されていることからも、その形状がわかさぎ釣り電動リールの完成形と言えると思います。
ダイワのクリスティアシリーズは、2020年シーズンにモデルチェンジがされ、下から大きく「E」、「CRT」、「CRT+」、「CRTα」があります。機能の違いは、棚のオートスッパー、自動誘い、外部電源供給です。この中でも棚停止機能は、中層のわかさぎを釣り上げるためにはMUSTの機能だと思います。
2020年シーズンから外部電源キットを付けて、バッテリー駆動にしていますが、パワーが落ちることなくとても便利です。もし余裕があればこちらもお勧めします。
私は、ゲスト用も入れて古いシリーズのCRPTⅡを7台持っています。
2 穂先
初心者の方には長め(25~30cm位)で、先調子の柔らかめ(SS~S)の穂先をおすすめします。
材質は、特に何でも大丈夫だと思います。長めで柔らかめの穂先の方がアタリを取りやすいです。深い場所では、重めのオモリを抱かせることも多いので、可変アダプタもセットと考えてください。
私は、昔から胴調子の竿が好きなので、バリバスの28cmの胴調子の穂先を使っています。こちらは、軽くアワセないと穂先が停止する感じになり魚が乗りにくくなるので、慣れるまで面倒です。
3 オモリ
こちらは、釣り人によって好みが様々ですが、私は初心者には4~5gクラスの重めのオモリをお勧めします。
特に、リールをダイワクリスティアにした場合、横回転スプールなので、軽いオモリが落ちにくい弊害が出てきてしまいます。糸が張っているとアタリも取りやすいと思います。
下にもハリス止めが付いているオモリだと、一番底でばかり魚がかかる時に下針をつけられる利点があります。材質は、比重のあるタングステンがおすすめです。
私は、5.3gのタングステンのオモリを使っています。
3 道糸
こちらは、PEライン0.2号を標準に考えて良いかと思います。リールに巻く量は、自分の行くポイントの水深の2倍強の長さを巻きます。
万が一、糸をリール付近で高切れさせてしまった場合、そのまま残りの糸を出して釣りを継続することができます。ないと、そこで終了となってしまいます。また、リールと穂先の間に入れる糸は、通常のナイロンライン0.5号位のもので大丈夫だと思います。
4 仕掛け
仕掛けについては、5本位の針が付いているもので、針の大きさが1.5号程度のものを選べば、どこのメーカーのものを購入しても問題ないと思います。
これ以上たくさんの針が付いていると、その扱いに苦渋してしまいすし、少ないと効率的にタナを探ることが出来なくなってしまいます。
私は、もう15年以上、オーナー針の「渋りワカサギ狐1号」を使っています。ナイロンラインで喰い込みはいいのですが、長時間使うと糸が撚れてしまいます。1日に1回は付け替えが必要です。
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