今回の釣行でも、いろいろ感じたところがあったので、ご報告したいと思います。
1 PS22の取り付け位置について
PS22は、付ける場所によって、前方探査と下方探査の両方が可能な画期的な振動子です。
しかし、その形状からわかるようにビームが発射される指向角には大分偏りがあり、長軸方向で左右各約50度、短軸方向で各約10度となっています。
これを図で示してみました。
水色で示したのが、ビームが発射される方向です。
振動子を頂点とした円錐状に発射されるため、浅い程遠方が映らず、深い程遠方が映る特徴があります。
昨日は、最初右に取り付けたPS22に右竿の仕掛けが映らない状態でした。
そこで、少し回転させて、指向角を竿よりの右方向に移すとはっきり映るようになりました。
本来なら、PS31ときれいに同調させ、魚群の位置を引き継ぎたいので、真正面を向けて設置したいところですが、右竿の仕掛けが映らないと釣りにならないので、少しだけ右に傾けています。
あまり傾けすぎると、PS31の捉えた画像がPS22に引き継げないので、設置角度は気をつけなければならない点だと思います。
ただ、PS31の前方探査時のビーム幅は可変で、うまくするとPS22との同調がうまくいくかも知れません。
今後、試してみたいと思います。
また、前方探査に使う場合、PS22の左右のビーム幅が各10度であることにも注意が必要です。
PS31は前方探査のビーム幅が左右各30度持っているので、ビームの到達距離も含めて、前方の魚群を探す場合には、かなり違いが出ると思います。
日本では価格が大分違いますが、前方探査メインで使うならば断然PS31をおすすめします。
北米だと、その価格差は1.5倍程度までになります。(PS22が$1000、PS31が$1500)
2 魚群と魚の大きさについて
今回の釣行では、上層の5m付近の魚群が8割、最上層が0.5割、10m以下が0.5割と、上層の魚が圧倒的に多かったです。
一番最後に、15~10m付近にいるかなり大き目の魚群が見つかり、早速仕掛けを入れてみました。
すると、下に向かってクンクンと引くアタリがあり、上がってきたのはチビヒメマス君でした。
やはり、深いところにいる大き目の魚群は小さめの魚で構成されているような感じです。写真は4月の深いところにいた大き目の魚群です。
一番大きな約26cmの魚体の魚は、最後に降り口近くで上層にいる小規模な魚群から釣り上げたものです。
今後、大き目の魚を狙うとすると上層~最上層の魚で中型の魚群から釣り上げられるようにいろいろ考える必要がありそうです。
3 生エサについて
今回の釣行では、トウモロコシ、イクラ、ぶどう虫の生エサを使い、トウモロコシはウィリーに付けて利き手の右竿、イクラとぶどう虫はトウモロコシと一緒に左竿に付けて釣ってみました。
しかし、ウィリーに付けたトウモロコシに対するヒメマスの反応は冷たいものでした。
また、左竿は、だいたい右竿と同じ深さにしていたのですが、一度も魚の反応がありませんでした。
左竿はサブの竿ですので、右竿に比べるとアタリが少ないのはしょうがないと思います。
生エサについて、facebookで「日本のヒメマス君は、トウモロコシが好きじゃないかもしれない」とボヤいていたら、最近友人になったアメリカの釣りガイドの方から「こっちじゃ普通、トウモロコシか紅サシを使っているよ」との返信がありました。
そう言えば、一番最初に釣ったヒメマスは、紅サシに喰ってきたんだと思い出しました。
次回は紅サシも使って、最初から右竿で、空ハリに各種生エサを付けて、再度ヒメマスの反応を見てみたいと思います。
それでもうまく行かない時には、今週北米から届く、ヒメマス用の粘着液とスプレーをウィリー仕掛けに付けて使いたいと思います。
4 ヒメマスは、わかさぎ換算で何匹か?
昨年から、本格的にヒメマスのカヤックフィッシングを始めて、ようやく、本来の氷上わかさぎ釣りとの比較感覚がつかめてきました。
ヒメマス1匹は、わかさぎ10匹です。
ですので、
ヒメマス5匹=わかさぎ50匹、今日は一体どうした?
ヒメマス10匹=わかさぎ100匹、まだまだ頑張りましょう!
ヒメマス20匹=わかさぎ200匹、合格です!
ヒメマス30匹=わかさぎ300匹、大漁じゃん!
ヒメマス40匹=わかさぎ400匹、すげー!
ヒメマス50匹=わかさぎ500匹、言うこと無し、良くやりました。
こんか感じでしょうか。
とりあえず、合格ラインの20匹を常に目指したいと思います。
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