釣りと車中泊に最適な車ホンダシャトルをより使い易くするために、荷室をクッションフロア化しました。
工数はかかりますが、身近な材料で出来、車中泊や荷物の積載がより快適になります。以下ご紹介します。
1 材料等
・12mm厚コンパネ(900×1800mm)3枚
・1.8mmクッションフロア材幅1820×1900mm
・外径60mm塩ビパイプと接手
・水性ニスとニス刷毛
・クッションフロア用ゴム系接着剤
2 製作手順
(1)フロアボードの設計
荷室の寸法を測り、必要なフロアボードを設計します。今回は合計4枚が必要となりました。後部座席を利用する場合は、一番奥側のフロアボードをはずして利用します。
また、一番手前側のボードは1枚では入らなかったので、2分割しました。
(2)ボードのカット
厚さ12mmのコンパネを設計通りの大きさに裁断します。今回は、ホームセンターの無料の工作室でジグソーを使って裁断しました。コンパネは3枚必要でした。
(3)ボードのバリ取り
内装を傷つけないように、フロアボードの角を木工ヤスリと紙ヤスリで落としていきます。
(4)ボートの塗装
ボードを保護するために塗装します。常時敷きっぱなしにするので、有機溶剤が入った油性塗料でなく水性塗料のニスを利用しました。
断面も含めて5回ほど重ね塗りをすると、いい感じのツヤが出ます。
(5)クッションフロアの切り取り1
クッションフロアは、内装の色に合わせて暗い色の厚さ1.8mmのものにしました。必要な長さは1820mm(ロール幅)×1900mmです。これを各フロアボードより少し大きめ(各辺2cm位)にカットします。
(6)クッションフロア貼り付け
クッションフロア用の水性接着剤をフロアボードに塗り付け、そこにクッションフロアを貼っていきます。空気が入ることがあるので、板で空気を押し出すようにします。
断面からはみ出た接着剤が固まってしまう切り取った時の始末が大変なので、なるべく接着剤が断面からはみ出ないようにします。
(7)クッションフロアの切り取り2
ボードからはみ出た部分をカッターナイフで切り取ります。切断面に着いた接着剤もカッターナイフで切りとります。
(8)手前ボードの調整
奥の2枚は直線基調なので、すぐに収まりますが、手前の2枚はタイヤハウスの出っ張りに合わせる必要があります。中に入れて不要な部分を確認しながら、ジグソーでカットします。
今回は最初のカットを直線にしてしまいましたが、最初から大きめのRを付けてカットしておけば、この工程は不要です。
(9)追加ボードの作成
助手席を前方に出した時に出来る隙間用に、追加のフロアボードを上と同じ手順で製作します。大きさは180×550mmです。
(10)追加ボードの取り付け
一番前のフロアボードに丁番を使って追加ボードを取り付けます。つっかえ棒用に、裏面にクッションゴムも貼り付けます。
(11)追加ボード用塩ビパイプの製作
追加ボードを利用する時のつっかえ棒として使う塩ビパイプと接手を接続します。60mm塩ビパイプに口径を代える接手を付けると安定します。
床が斜めになっているので、一番上も斜めに切り、実際にフロアボードの下に入れながら微調整します。うまく取り付けられると一番奥のフロアボードとほぼ面一になります。
3 完成
シャトルの荷室に敷き詰め、追加ボードを塩ビパイプで固定すれば完成です。
これで、車中泊がより快適になりました。フロアボードにはタッピングで色々取り付けられるので、更に改良を加えたいと思います。
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