映画好きに超おすすめ、モバイルLEDプロジェクターAnker Nebula Capsule II

 車中泊用に購入した小型LEDプロジェクター、それ以外にもたくさん楽しめそうなので、改めてご紹介します。

1 製品と機能

 車中泊でのプライベートシアターの項目でもご説明しましたが、再度スペック等についてご紹介します。

(1)大きさと重さ

出典:Amazon.co.jpの製品ページ

 高さが約150mm、直径が約80mmと、350ml缶(高さ122.2×直径66mm)と500ml缶(高さ166.65×直径66mm)中間位の太目の缶と言った感じです。従来型のプロジェクターとは全く違った形をしています。

 重量は約740gと、手にもった感じでは、かなりずっしりしています。バッテリーが内蔵されているのでその分重くなっていると思われます。

(2)明るさと解像度

 明るさは、200ANSIルーメンと業務用の数千~数万ANSI ルーメンと比較して、かなり暗い印象を持ちますが、部屋を暗くすれば全く問題ない明るさです。前モデルのNebula Capsuleが100ANSIルーメンでしたので、倍明るくなった感じです。

 光源がLEDランプで、他のランプ使用のものと比べるとほとんど熱を持ちません。LEDの寿命は30,000時間もあります。

 解像度は、1280 x 720画素ハイビジョンの最小規格を持っています。100インチクラスに投影しても全く問題なく視聴することが出来ます。

(3)投影距離と投影面

 100インチで3.08m、80インチで2.46m、60インチで1.73m、40インチで1.15mと、かなり短い距離でも大画面の映写が可能です。

 投影面は真っ白な壁や天井が理想ですが、多少凹凸がある明るい色でも問題なく視聴することができます。

(4)視聴できるコンテンツ

 AndroidTVソフトがあらかじめ組み込まれいますので、WiーFiが接続できる環境にあれば、Youtubeなどの無料コンテンツの他、Amazonプライムビデオ、AmebaTV、Netflix(要ソフトダウンロード)などの有料コンテンツも視聴することができます。

 Amazonプライム会員だと、プライムビデオの無料映画を見放題で楽しめます。

(5)その他の機能など

 自動焦点合わせ機能と台形補正機能(上下のみ)が備わっているので、正面を向けて上向きに投影してもきれいに補正されて映写されます。
 
 バッテリーが内蔵されているので、Wi-Fi接続時には、連続約2.5時間の視聴が可能です。100VコンセントにUSBケーブルとコネクタを繋いで充電しながらだと、ずっと連続でも大丈夫そうです。

 価格は2020年11月26日現在で、メーカー希望小売価格が税込59,800円となっています。最初はもう少し安かったようです。

(6)別売り品

 製品に上下角度調整機能はないので、小型3脚はマストです。

 他に専用のケースもあるので、購入すると持ち運びに便利です。外に持ち出さすに壁映写だけなら、スクリーンやポータブル電源は不要です。

2 類似製品とその比較

出典:Amazon.co.jpの製品ページ

 この製品以外にも似た柱形でバッテリー内臓のモバイルプロジェクターがあります。以下で、明るさ・解像度・重さ、補正方向、価格(実勢価格はUP日)を記載します。

XGIMI Halo Plus」800ANSIルーメン、解像度1920×1080、重さ1600g、縦横補正(実勢価格82,280円)

XGIMI MOGO」200ANSIルーメン、解像度960 x 540、重さ1930g、縦横補正(実勢価格44,800円)

Anker Nebula Capsule Pro」150ANSIルーメン、解像度854 x 480、重さ472g、縦補正(実勢価格46,800円)

BenQ GV1」200ANSIルーメン、解像度854 x 480、重さ708g、縦補正(実勢価格36,800円)

 明るさが200ANSIルーメンあると、暗い部屋では十分な明るさがあります。今回おすすめのNebula Capsule IIは、ハイエンド機のXGIMI Halo Plusと比べると明るさや解像度が低いですが、重量が半分以下と持ち運びに便利で、実用上十分な明るさ、解像度を持っています。

3 楽しい利用方法

(1)部屋がそのまま映画館に

 一番想定される使い方です。白っぽい壁があればそのまま映写できます。

 自宅はもちろん旅先の部屋でも映画を楽しむことができます。Wi-Fiが繋がる旅館で、この機器を貸し出したら面白いかもしれません。

(2)車中泊で自動車内が映画館に

 最初はこの目的のために購入しました。スクリーンが必要ですが、車内で映画などを楽しむことができます。

 私はステーションワゴン(ホンダシャトル)ですが、ミニバンだともっと大きな画面で楽しめるかもしれません。
 

(3)キャンプで野外上映会

 キャンプなどでスクリーンを持参すれば、野外で上映会が出来ます。虫のいない季節ならテントの外でも出来そうです。

 人工音に厳しいキャンプ場もあるようなので、有料キャンプ場では、あらかじめ上映可否を聞いておいた方がいいかもしれません。
 

(4)テントと組み合わせて移動映画館に

 購入してからしばらく眠っていた、北米製の3人用テントが、なんと移動映画館になることがわかりました。このテントは、100%遮光で生地が厚く断熱仕様になっています。

 骨組みに40インチスクリーンをセットし、椅子を2脚持ち込めば、定員2名のプライベート映画館で、昼間でも上映可能です。

 2021年1月10日に長野県立岩湖の氷上で、アナ雪の上映会を試してみました。雪と氷の物語、臨場感たっぷりで、とても楽しめました。

4 まとめ

 車中泊のためだけに購入したプロジェクターでしたが、実際に使ってみると色々な場面で楽しく使えることがわかりました。明るさ、解像度ともに十分ですし、AndroidTVはとても便利です。

 少し値段は張りますが、映画好きな方には、十分元が取れるおすすめの製品だと思います。

 →Amazonでの製品情報、レビューも要チェック

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