わかさぎ釣りに使っている仕掛けについて、まだ、詳しい内容をこのブログでご紹介していなかったので、改めて記載したいと思います。
釣り場による違い、針の形状と大きさ、ハリスの素材と長さ、ハリスの間隔、針の本数と仕掛けの長さについて考えてみたいと思います。
1 釣り場による違い
わかさぎが狙える湖は、氷上が可能な場所が北海道から長野県まで、他に結氷せずに桟橋やボートで狙える場所が各地にあります。このような各地のオリジナル仕掛けが、各メーカーから市販されています。・ささめ針:桧原湖、岩洞湖、山中湖、茨戸川、入鹿池、金山湖
・バリバス:桧原湖、岩洞湖、山中湖、茨戸川、朱鞠内湖
・がまかつ:桧原湖、岩洞湖、山中湖
他に代表的な氷上釣り場に、群馬県赤城大沼、長野県松原湖などがあり、ヒメマス仕掛けのように各ローカール釣具店や釣り宿で入手できると思います。わかさぎのポイントも釣り場によって違うので、それに特化した仕掛けがあると思います。
2 針の形状と大きさ
針の形状は、狐針と袖針の2種類が使われています。真っすぐのものだけでなく、ヒネリがはいっているものもあります。
狐針は、フトコロが狭くより魚がかかりやすい形状をしていますが、一般的にその分バレ易いと言われています。私は専らこの針を使っています。
袖針は、フトコロが広く一度魚が掛かったらバレにくい形状をしています。桧原湖で毎回500匹を上げる花丸名人は、このタイプの針を使っています。
わかさぎ釣りに使う針の大きさは、通常0.5号~2号程度までだと思います。1.5号位の仕掛けが一番多い感じですが、私は通常1号、極小の当歳魚ばかりの時は0.5号を使っています。
また、針のチモトに発光玉を付けたり、ケイムラ仕様(紫外線反応蛍光塗料)の仕掛けもあります。特に発光玉は何もつけないよりも喰いが良くなると思っています。
3 ハリスの素材と太さ・長さ
ハリスの素材には、ナイロンとフロロカーボンがあります。ナイロンはフロロに比べて柔らかく、柔らかいふわっとした誘いができますが、その分縮れが起きやすくなります。フロロカーボンは、ナイロンと比べると固く比重も高く、ハリスの張りが良く縮れにくい特徴があります。
太さについては、細いもので0.1号、太いもので0.4号ですが、0.2号のものが一番多いと思います。
ハリスの長さは、2~4cm位で、大きくは2.5cm以下の短ハリスと、3.5cm以上の長ハリスに分かれます。誘った時のエサの動きに違いが現れ、釣り場の状況、魚の活性で使い分けがされているようです。
また、仕掛けによっては、各ハリスの長さが違うものもあります。誘いに変化を付けられるので、面白いと思います。
4 針の間隔
6~17cm位までと様々な幅があります。仕掛けによっては、上部と下部の間隔に違いを持たせているものもあります。だいたい、平均すると12cm前後のものが多いようです。ただ、底から中層まで万遍なくわささぎがいる釣り場では、間隔を広くして仕掛けのタナを広げることもあります。
5 針の本数と仕掛けの長さ
針の本数は、氷上やドームで狙う場合は、だいたい5~7本位が多いと思います。10本位のものもありますが、かなり手慣れていないと扱いが難しいかもしれません。エサ付けや取り扱いは、少ない本数の方が簡単ですが、探れるタナを広くするためにはある程度の針数にする必要があります。
一番バランスが良い本数は6本位と思いますが、初心者の方は無理せず、5本位の針から始めるといいかも知れません。
仕掛けの全長は、針の本数と間隔で変わってきます。ベタ底を狙うのか、広いタナを探るかによって、仕掛けの長さが変わってきます。
ベタ底を狙うなら、針は6本位まで仕掛けは80cmまで、中層も含めて広いタナを狙うなら、90cm以上の7本針以上の仕掛けが便利だと思います。私はタナがばらけた時は、2連結(80cm×2個)で使っていますが、やはり扱いは面倒です。6 代表的な仕掛けメーカーとわかさぎ製品
代表的な5つのメーカーから各種わかさぎ仕掛けが販売されています。以下各社のリンクです。
・→ささめ針
・→バリバス
・→がまかつ
・→オーナー針
・→ダイワ
6 まとめ
わかさぎ釣りの仕掛けは、各メーカーから様々なタイプのものが市販されており、色々試して自分にあった仕掛けを見つけるのも、釣りの楽しみの一つだと思います。
各メーカーの仕掛けをみると、だいたい針が6本前後、間隔が12cm前後、ハリスの長さが3cm前後、太さが0.2号、仕掛け全長については、60~80cm位のものが多い印象がありました。
釣り場の状況や自分のタックル(穂先の感度、オモリの重さ)、誘い方に合わせた仕掛けが必ず見つかると思います。
また、初心者の方は大きめの1.5号位の5本針に、フロロのハリス、70cm位までの長さの仕掛けが使いやすいかと思います。
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