氷上の荷物を車に積載するボードを製作

 氷上釣りでは、テントやドリル等どうしても普通の釣りよりも荷物が多くなってしまいます。

 氷上用のソリに荷物を付けて釣行することが多くなると思いますが、荷室が大きな車だとソリごと荷台に付けて上げ下ろしができるので、とても羨ましいと思っていました。

 幸い、荷物を多く積載可能なホンダシャトルに車を買い替えて、氷上の荷物を難なく荷室に飲み込むことができるようになりました。

 ソリを手で持ち上げて、荷室に積むことも出来るのですが、重い荷物で腰を痛める可能性が高くなってしまいます。そこで、スロープとなるようなボードを製作してみましたので、ご紹介します。

1 ボードの設計

 材料は、安価で丈夫なコンパネとしました。コンパネは車のフロアボードでも使っています。

 私の利用しているソリは、北米製の頑丈なソリ「ジェットスレッドJr」で、幅は51cmあります。そこで、安全に上げられる幅を55cmとしました。

 シャトルの荷台までの高さは、約55cmで、色々な長さのボードで試してみましたが、短かすぎずもなく長すぎずもない長さは120cmでした。

 また、荷台との接続部をスムーズにするため、先端部を8cm切って丁番を付けて曲がるようにしました。先端部には、フロアボードの下にうまく接続できるように短い板を付けます。

 ソリはそこそこの重さがあるので、そのままではたわんで破損してしまう可能性があるので、スチール製の補強板も付けることにしました。

2 製作

 まず、コンパネを112×55cmの板と8×55cmの板に切断してもらいます。いつも利用しているケイヨーD2だと1カット50円かかります。

 コンパネ以外に丁番2個、接続用の短い板3枚、補強用の長い板4枚、長さ12mmのタッピングを必要分準備します。

 次に、本体部分の板と先端部の板を小型の丁番2個を使って接続します。

 更に、先端部に荷台との接続をスムーズにするための板を3枚取り付けます。この板がフロアボードの下に入り込み、その重さで接続が安定します。

 最後に、本体の板に補強のための板4枚を取り付けて完成です。一番力が掛かりそうなのが中央部だと思ったので、取り付け部は丁度真ん中にしました。

3 使用感

 作ったボードを早速車に取り付けてみました。固定、角度も丁度いい感じです。

 ソリに氷上釣りの道具、椅子、釣り道具、暖房具、電動ドリル、魚入れ等々積み込んでみます。

 これにカバーをかけて、ロープで上から留めてボードから引き上げてみました。

 それほど力が必要なく、ソリをすんなり荷台に入れることが出来ました。これで、氷上釣り時の荷物の上げ下げが大分楽になりました。

 更にボードにラッカーを塗って防水処理をしようと思います。

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