スノーモービル、各社のユーティリティモデルを比較する

 私の使っているモデルは、Ski-DooのTundraLTですが、アメリカのアイスフィッシングの掲示板を見ていると、他社のユーティリティモデルを使っている方も多く見受けられました。
 そこで、日本で入手可能なメーカーであるSki-Doo、YAMAHA、Polaris、ARCTIC CAT各社の、ユーティティリティモデルについて、比較してみたいと思います。

 ユーティリティモデルには、1000cc前後の排気量を持つ大型のものもありますが、今回抽出したモデルは、基本的に2シーターで、エンジン排気量が500cc前後であることを前提に選んでいます。

1 ラインナップ

(1) YAMAHA Venture Multi Purpose

 YAMAHAは北米では様々なラインナップのスノーモービルを販売していますが、日本で入手可能なモデルは、いずれもユーティリティモデルのVK540V、VK Professional II EPSとこのモデルの3モデルだけとなっています。
 その中でも、このモデルは、全長や重量、エンジン形式から、一番取り回ししやすいモデルと言えると思います。
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(2) Ski-Doo Expedition Sport REV-GEN4

 Ski-Dooでは、厳密に言えばユーティリティモデルはTundraやScandicなのですが、一番氷上釣りに使いやすいモデルと言うことで、こちらを選びました。
 後席に頑丈なグリップが付いていることが特徴で、4モデルの中では一番高価です。
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(3) Polaris INDY Adventure 155

 Polarisは、ミネソタ州に本拠を持つスノーモービルの大手メーカーで、他にATVやバイクも生産しています。
 その中でも、このモデルは、比較的軽量な万能モデルだと思います。
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(4) ARCTIC CAT BEARCAT 2000 XT

 ARCTIC CATは、特徴的なフロントマスクを持つマシンで、桧原湖でカッコいい鮮やかな色のマシンを見かけると、だいたいがARCTIC CATです。
 こちらからも、ユーティリティモデルがラインナップされています。特に、このモデルは大きな燃料タンクを持っているのが特徴的です。
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2 使うシーンによる特徴

(1)取り回し

 こちらは、トラックなどで運搬する場合は全長が短い方が容易だと思いますので、Venture Multi Purpose(写真)が運搬には適していると思います。また、トラック長が短いことから、小回りがききやすいモデルだと思います。

 基本的な取り回しは、スタックしてしまった場合も含めて、軽量である方が良いと思われます。4車の中でも軽量なExpedition Sport REV-GEN4かINDY Adventure 155が有利かと思います。

(2)乗り心地

 サスペンションによる違いもありますが、基本的にみんなアーム型のサスペンションですので、スキースタンスが広い程安定性が増します。
 スキースタンスが最も広いBEARCAT 2000 XTが、一番安定していると思います。

 また、後部座席の乗り心地は、後部座席グリップが一番しっかりしているExpedition Sport REV-GEN4が良いと思われます。これがしっかりしているとスピードを出しても後席で快適に座っていることができます。

(3)深雪対応性能

 こちらは、トラックの接地面積が広く、なおかつラグの高さがあるモデルが有利だと思います。
 こちらでは、20インチ幅のトラック(写真)を持っているBEARCAT 2000 XTが一番良好だと思います。

(4)走行性能

 当然、馬力のある方が、走行性能は上だと思われます。燃焼効率や排気ガス、燃費の面では不利でも、同一排気量では、2ストロークエンジンは4ストロークエンジンよりも大きな馬力が出せます。
 また、車同様パワーウエイトレシオも関係してきますので、2ストで軽量なINDY Adventure 155(エンジン写真)が一番軽快な走りをすると思われます。

3 まとめ

 それぞれに、個性のあるモデルだと思います。取り回し良く走るならVenture Multi Purpose、新雪の中でしっかり乗りたいなら、INDY Adventure 155かBEARCAT 2000 XT、燃費も含めたバランスの取れたモデルに乗りたいならExpedition Sport REV-GEN4でしょうか。
 どのモデルを選んでも、楽しい氷上釣りが出来ると思います。

4 各モデル主要緒元の比較

 以下は比較した各モービルの概要です。
 最初から順にVenture Multi Purpose、Expedition Sport REV-GEN4、INDY Adventure 155、BEARCAT 2000 XTです。
◆全長(mm): 3160、3350、3359、約3479
◆スキースタンス(インチ):約42.5、40.2か38.4、39、39.5~44.5
◆トラック長(インチ):144、154、155、154
◆トラック幅(インチ):16、16、15、20
◆ラグ高さ(インチ):1.25、1.5、1.6、1.38
◆乾燥重量(kg):305(燃料、オイル込)、241、238、約288
◆エンジンストロークと排気量(cc):4スト499、4スト600、2スト544、2スト565
◆燃料タンク容量:36、36、43.5、約64
◆荷台ラック:〇、△、△、△
◆価格:1,202,040円、1,521,000円(現地10,499USドル)、現地9,699USドル、現地8,295USドル

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