10年前に、国土地理院発行の全国湖沼図「桧原湖」を入手し、それをデジタル化して、ポイント選定に使っていました。桧原湖の湖沼図は、旧国土座標で記載されていましたが、それらを変換し、一般的なGPSに使われる緯度・経度の線を図上に入れました。
それを印刷したものでパウチでコーティングして釣り場で使っていました。
今現在、PDFデータとしてダウンロード可能な湖沼が24ありますが、残念ながら桧原湖は含まれていません。
実際に使っていて、1日で500オーバーを達成できたような美味しいポイントもありました。しかし、実際に湖上をモービルであちこち走って魚探で深さを確かめて見ると、どうも地図と合わないなとの思いを最近感じていました。
そんな中、昨年ヒメマス釣りで、GARMINの魚探を使ってみるようになりました。その中のグイックドローと言う自動で等深線が引けてしまう機能をまのあたりにして、「これこそが、長年わかさぎ釣りに求めていたものだ!」と直感しました。
バス釣りをしている方には笑われそうですが、昨年まで、このような高性能な魚探が出ていたとは全くわかりませんでした。。
早速、秋にバックスさんと西湖畔オートキャンプ場さんから10馬力のバスボートを借用して、自分で湖底図を作ってみました。ガーミンの地図共有サイトに登録すれば、桧原湖の湖底図データはダウンロードできるのですが、実感を持って調べたかったので、直接船に乗って作成してみました。
その作成したデータの雄子沢が右の図です。国土地理院の湖沼図と見比べると、かなり地形に違いがあることがわかると思います。地形自体は、さすがに磐梯山の噴火によって出来た湖だけあって、物凄い凹凸があります。
良く、「桧原湖のわかさぎ釣りは難しく坊主になることもままある。」と言われますが、確かにこの湖底図の高い山の天井部に陣取ってしまったら、魚は全くいないと思います。
では、どのようなところがポイントになるのでしょうか。私は、以下の3つがポイントになると考えています。
1 一番深いところ
一つは、基本的に一番深いところがポイントになると考えています。桧原湖には、周囲の湖底に比べて深くなっている場所が大小たくさんあります。一番最初に狙うべきポイントはこちらだと思います。
特に周囲の高くなっている部分との差が大きいといいポイントになるのではないかとも思います。右図に示した中央エリアの通称「中沖」のポイントは、北側に山状の大きな暗礁がありその南側の深い部分がポイントになっています。
2 底からカケアガリになる縁の部分
底から急にカケアガリになる際もポイントになるのではと考えています。特に深い部分の面積が広い場所などは、周囲の崖状のカケアガリに沿って、回遊する可能性があるのではと思っています。
旧湖底図で雄子沢の最初に見つけたポイントは、このようなカケアガリの縁でした。右図は馬の首付近にあった急激なカケアガリ部分です。
3 回廊状になっている部分
深いところと深いところを結ぶ回廊状になっている部分も、魚の回遊ルートになるのではと考えています。
湖底図をよく見ると、このような深場を繋ぐ溝状の回廊がある場所があります。幅や深さなどまちまちですが、必ずポイントになる場所があると踏んでいます。右図は中の島の南側にある回廊状の部分です。
以上、昨年までの経験と今年の正確な湖底図を元にして、ポイントを考えてみました。今年は、いろいろと試行錯誤を繰り返し、正確なポイントを探っていきたいと思っています。その過程で、このような考えを正したり、ポイントについての新しい考えが出てきたりするかもしれません。
面白いことがわかったら、またこちらのブログで御紹介したいと思います。
正確な湖底図に興味のある方は、GARMINのECHOMAPから上のシリーズで、データをSDに入れて見ることができます。(普及帯製品のSTRIKERシリーズにはSDカードスロットがありませんので、自分で船を走らせて地図を作る必要があります)
北半部と雄子沢のデータは、私の作成した湖底図もダウンロード可能としました。
他はガーミンクイックドローコミュニティーからダウンロード可能となっています。
湖底図がダウンロードできるサイト
→ガーミンクイックドローコミュニティー
手元でデータを見るだけなら、ECHOMAP PLUS45CVが一番小さくて便利です。ガーミンの通常振動子(別売り)も使えます。魚の有無は従来のHONDEX魚探でも十分確認できます。
しかし、正確な湖底図からポイントを探すのなら、やはりガーミンがベストだと思います。カードスロットをお持ちの方は、是非私の地図をダウンロードしてお使いください。
先日、このページを拝見させていただき早速ガーミンの魚探を購入しました。今シーズンのワカサギ釣りが楽しみです。
秋元湖がホームなので早速クイックドローコミュニティからダウンロードしました。残念ながら部分的なデータしか無かったので、私も秋にでも船を借りてデータ収集したいと思います。
今後も色々情報提供お願いします。
はたのなおひろさん、コメントありがとうございます。
ガーミンの魚探は湖底図を自分で作る楽しみがあると思います。
こちらの方が釣りよりも楽しかったりします。
秋のデータ収集、楽しみですね。
私も今シーズンは猪苗代湖南の湖底図を作成し、イワナ・サクラマスを狙いたいと考えています。