前回の釣行で、調子こいで9時間もパドリングしたら、右の手首を痛めてしまいました。
そこで、手首の負担が少ないベントシャフトパドルを購入しました。
ワーナーのカリスタと言う、数あるパドルの中でも一番使いやすいと言われているカーボン製モデルです。使用感をいろいろ調べてみると、軽くてとても使いやすい、巡航速度が上がった、もう他のパドルは使えないなどの感想がありました。
以下、カヤックパドルの選び方について、再度おさらいしたいと思います。
1 ストレートシャフトかベントシャフトか
カヤック用のパドルには、持ち手が真っすぐなもの(ストレートシャフト)と曲がっているもの(ベントシャフト)があります。
ストレートシャフトは、真っすぐな分、カヤック上で扱いやすく、釣り道具を多く積み込んだ入りした場合は邪魔になりくにいと思います。ただ、握ってみると、手首が外側に曲がり気味になり、通常は使わない方に力がかかってしまいます。
これに対して、ベントシャフトは、持ち手部分が内側に少し曲がっている形状となっており、握った場合の手首の曲がりも自然なものになります。
丁度、自転車のハンドルの持ち手を想像していただけるとわかりやすいと思います。通常の自転車の持ち手は内側に曲がっていると思います。真っすぐなハンドルで長時間運転したいとは思いません。
2 パドルの長さは
体格、船の幅、使い方によって違いがあります。
小柄な方よりも、大柄の方の方が長いパドルが必要になりますし、船の幅が広い方が水面が遠くなるので、長いパドルが必要になってきます。
また、パドルを水に入れる時の使い方でも、腕を上げて急角度で入れるハイアングルと緩い角度で入れるローアングルで長さに違いがあります。川用でも激流で、思いっきり力を入れて漕ぐ場合は、ハイアングルになり、短めのパドルを使います。
釣りやツーリングでは、基本的にローアングルでのパドリングになります。
(株)モンベルのサイトにパドルの長さの目安が掲載されています。
そこでは、168~183cm身長で、船の幅71cmまでで220cm、それ以上で230cmとなっています。私の身長は175cmで、フジタカヌーアルピナ2は、幅75cmですので、230cmが適正となります。
3 ブレードの形は、川用か釣りやツーリング用か
実際に水をかく部分であるブレードは、カヤックの用途によって違う形をしています。
川用の、流れの中でもパドリングによってシビアに位置取りをする必要がある使い方では、ブレードが幅広の形となっています。ブレードが広い分、水に対して大きな力をかけられますが、長時間の利用では疲れます。
これに対して、海や湖など激しい流れがないところで、長距離を漕ぐ釣りやツーリング用のパドルでは、ブレードが狭めの形となっています。水に対する抵抗が少なく長時間の利用でも疲れにくいです。
4 グラスファイバー製かカーボン製か
釣竿と一緒で、パドルの素材にもグラスファイバー製とカーボン製があります。
グラスファイバー製は釣竿と同じく、しなやかな使い具合が特徴ですが、どうしてもカーボン製よりも重くなってしまいます。
カーボーン製は、硬く脆いところがありますが、なにしろ軽さが身上です。長時間操作しても、疲れ具合が全く違うと思います。
5 まとめ
あまり長くない時間のカヤックフィッシングなら、グラスファイバー製のストレートシャフトパドルでも問題ないと思いますが、10時間近く飽きずにパドリングを続ける私の釣り方では、このパドルが最適だと思っています。
最初に購入したのがスタンダードモデルで、私の手には少し太かったのでスモールモデルに買い替えました。
平均的な日本人の手にはスモールモデルの方があっていると思います。
コメントを残す