当ブログの本題から少し離れて、ドイツ軍歌の中でも元気が出る歌をご紹介したいと思います。
明日は死ぬかもしれない戦場で、勇気を鼓舞する歌ですので、仕事に行き詰った時にやる気を出すのにはうってつけです。
1 Westerwaldlied(ヴェスターヴァルトの歌)
ドイツ西部にある地域ヴェスターヴァルトに伝わる郷土歌を元に1935年に作曲された行進曲です。ドイツの軍歌には、こうした郷土歌が起源のものが多いです。
ヴェスターヴァルトは低い山からなる山地で、美しい自然やそこで楽しむ人々の様子が力強く描かれています。
サビ:「In dem schönen Westerwald,Ja da pfeift der Wind so kalt 美しいヴェスターヴァルトでは、そう、冷たい風が吹いている」
2 Drei Lilien(三輪の百合)
古いドイツの郷土歌を元に、19世紀に歌詞が今のように定まったと言われています。
歌詞は、お墓に植えた百合を騎兵が持って行ってしまったことが主題ですが、葬られた兵士と恋人の悲しい別れも歌われています。
サビ:「Da kam ein stolzer Reiter Und brach sie ab.立派な騎兵が来て、それを持って行ってしまった」
3 Schwarzbraun ist die Haselnuss(ハシバミの実はこげ茶色)
ドイツの郷土歌で、18世紀の終わり後から様々な歌詞やバリエーションが歌われているようです。
戦場で好んで歌われたのがこのバージョンで、恋の歌となっています。三輪の百合もそうですが、ヨーデルを思い起こさせるドイツ語の掛け声が元気よくて面白いです。
サビ:「Schwarzbraun ist die Haselnuss, schwarzbraun bin auch ich, ja ich.ハシバミの実はこげ茶色、そう、私もこげ茶色」
4 Panzerlied(戦車の歌)
こちらは、戦車好きな方には一番知られた歌だと思います。ガルパンにも出てきます。国歌クラスかも・・
歌詞は戦車の勇壮な出撃の様子から、最後には撃破されて鉄の墓場になってしまう様子までが歌われています。戦後もドイツ連邦軍で歌い続けられてきましたが、最近、ナチス時代の歌と言うことで1や3とともに歌われなくなってしまったようです。
Youtubeの映像は、映画「バルジ大作戦」(1965年)で、若い戦車兵が足を鳴らして一斉に歌う著名な場面です。
サビ:「Es braust unser Panzer. Im Sturmwind dahin. 戦車は咆哮する。嵐の風の中を」
5 Das Fallschirmjagerlied(降下猟兵の歌)
第2次大戦でも、落下傘部隊は大活躍しました。ドイツ軍での最大の戦いは1941年5月に起こったクレタ島作戦で、2万名を超える降下猟兵・山岳兵が動員されました。
クレタ島の奪還には成功しましたが、その代償は大きく3000名を超える戦死・行方不明者を出しました。衝撃を受けたヒトラーは、これ以降大規模な空挺作戦に同意しなかったと言われています。
ただ、連合軍はこの作戦を手本として、マーケットガーデン作戦(1944年9月)=映画「遠すぎた橋」(1977年)のモデル、を立案したのも面白いところです。
サビ:「An die Maschinen, an die Maschinen Kamerad, da gibt es kein zurück. 機械に、機械に、同士よ、もう後戻りは出来ない」多分機械は落下装置で、落下する場面だと推定しています。
今でも言語を変えて、各国の落下傘部隊で歌われているようです。
お久しぶりです、本当に趣味の幅が広いですね・・・
まさか、ドイツ軍歌とは!!
蒲焼も美味しそうでしたが・・・
海へ山へ、夏も冬も!
自分は、今年あんまり釣りに行けてないので、その行動力と守備の幅に尊敬いたします。
これから涼しくなりますが、風邪など召しませんように、益々のご活躍を楽しみにしております。
梶原さん、ありがとうございます。
小学生の頃、戦車のプラモデル作りが大好きで、すっかりいい歳になっても子供の頃好きだったものからは離れられません。
秋も深まり、渓流の季節もあとわずかとなりました。ヒメマスにも後2回位は行きたいです。