栗のアイスクリームを作る

　敷地に植わっている栗の実が熟し先週位から落ち始めたので、栗のアイスクリームを作ってみました。

　今まで、イチゴ、桃と果物系のアイスは作ってきましたが、木の実系は初めてです。市販の栗アイスにも美味しいものが多いので期待が持てます。

　手順は、茹でる→実を取り出す→煮てペースト状にする→砂糖と生クリームと混ぜる→型に入れて凍らすですが、以下で、具体的な作り方をご紹介します。

１　栗の入手

　購入するのが一番手軽ですが、敷地にある栗の木の下に落ちた栗の実を拾ってみました。

　栗の実は、虫がついたりで生育が悪いものが先行して落ち、それから熟した実やイガが落ちてきます。

　イガに入った実は、足でイガを開いて取り出します。

　小一時間で、カゴ一杯の実が取れました。

２　栗を茹でる

　取って来た実は、再度虫食いがないか確認し、よく茹でます。

　栗が完全に柔らかくなるまでに、結構な時間がかかます。茹でが甘いとどうしても実が硬くなってしまいます。

　今回は茹で時間を60分に設定しました。

　茹で上がった実は、ザルにあけて、熱をよく冷まします。

３　実を取り出す

　栗の実の真ん中に包丁を入れて、２つに切ります。よく茹でると皮も柔らかくなり、簡単に包丁が入ります。

　包丁を入れていく中で、明らかに虫に食われているものもあるので、取り除きます。

　全ての実を半分にするのに小一時間かかってしまいました。

　それから、小型のスプーンを入れて、実をほじって取り出します。この方法だと、実に渋皮が付くこともなく、簡単に実を取り出せます。

　普通に栗を食べる時にもこの方法はとても便利だと思います。

　大型のボウル２個分の実を取り出すことができました。

４　実を再度煮る

　取り出した実には、まだ粒状のものがあるので、更に細かくする必要があります。

　鍋に入れて、水を足し、火にかけながら、じゃがいもをつぶすマッシャーで残った栗をつぶしていきます。

　ここで、あらかじめ砂糖を大さじ５杯位足して、クリーム状に煮詰めていきます。

　だいたい、粒が目立たなくなったら火からおろして、十分に冷まします。

５　フードプロセッサーで砂糖と生クリームと混ぜる

　最初に約250ccの栗クリームを、フードプロセッサーに入れ、そこに大さじ４杯の砂糖を加えます。

　これをプロセッサーでよく混ぜ合わせると、小さな実の粒も粉砕されて、きれいなクリーム状になります。

　混ぜ合わせる時間が少ないと砂糖の粒が残るので、注意が必要です。

　これに、生クリームを200ccのコップに３杯分足して、更に良く混ぜ合わせます。生クリームは、少し高価ですが手軽なので、スプレー缶に入ったものを利用しています。

６　アイスの型に入れ、冷凍庫で冷凍する

　アイスクリーム用に購入している180ccの蓋つき容器に入れていきます。

　だいたい１回のフードプロセッサーで、３カップ（カップの２／３位の量）分の量になります。

　入れ終わったら、ケーキ用シロップを少しかけてみました。チョコレートだと更に美味しく出来ると思います。

　今回は、42個分が出来ました。

　作り終えたら、釣り用に購入した氷点下60度の冷凍庫に入れて、凍らせます。

７　完成

　５時間位冷凍すると、しっかり固まります。

　食べてみると絶品、とても美味しいです。栗特有の風味と、クリームのまろやかさが口の中で溶けます。

　かなり手間がかかりますが、贅沢な栗のアイスクリームが完成しました。