実施設計が出来たところで、早速工事に取り掛かりました。
先ずは、ウッドデッキの仕上がりの正確な形を出すために、遣り方(建築現場で最初に見かける板と杭の枠組み)を作りました。
以下で手順をご紹介します。
1 縄張り
本来なら、正確な直角となっていることが必要なのですが、遣り方を組むのでだいたいの形にしました。
これに、後で水糸を張る位置の場所にもピンを打って行きます。
2 杭打ちとレベル合わせ
東側を除く、縄張りの外側70cm位で、水糸を張る位置と干渉しない場所にだいたい1.5m間隔で杭を打ち込みます。
仕上がりの形に4面作るので、四隅は間が空いて2本になります。
この杭がぐらぐらすると、貫き板から張る水糸がうまく保持できないので、しっかり打ち込みます。
北東側は、かなりの高さになっているので、脚立に上っての杭打ちとなります。
レベルを使って4面の四隅の柱に印をつけて、各面に水糸を張ります。
3 貫き板打ち
四隅の柱に張った水糸のレベルと目安にして、杭に貫き板を打ち付けます。
貫き板の上面が水糸とツライチになるように、気を配りながら杭に固定していきます。
四隅以外は1本の杭に2枚の板を固定するので、両側を使う形となります。
4 目印付けと釘打ち
貫き板の上面の水糸を張りたい場所に、トータルステーションで目印を付け、そこに釘を打ち込みます。
今回は、外枠と束柱と根太板が交わる交点の目安として、横方向6本、縦方向10本の水糸を張ります。
位置はトータルステーションの座標系を利用します。座標系を使えば、位置は正確に出せるので、とても便利です。
目印の場所に小さな釘を打ち付けます。少し外側に寝かせ気味に打った方が水糸を張った時にうまく引っ掛かります。
5 完成
これで、地面に設計図を写し取ったものが設置出来ました。
かなり高低差のある土地なので、北西側が高くなってしまいました。手すりを付けて対応しようと思います。
次は、水糸の交点に束柱を合わせ基礎とする作業となります。
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