テント用のウッドデッキを自作する5-束柱の製作-

 前回でウッドデッキの基礎が出来上がったので、次に束柱の製作に取り掛かりました。

 束柱製作のポイントは、いかに断面を直角に切断できるかです。これが斜めだとせっかく水平に作った土台に乗せても真っすぐに柱が立ちません。

 以下で、製作の手順をご紹介します。

1 柱の防腐剤処理

 3寸角3mの束柱14本を購入し、切断前にまずは防腐処理を施します。処理剤には、板材と同じ「キシラデコール」を利用します。

 ウッドデッキの色味で色々悩みましたが、最初に購入した115番「スプールス(淡褐色)」ではなく、102番「ピニー(やや濃い目の黄土色)」をウッドデッキの色にしたいと思います。

 115番を多めに購入してしまったので、外から見えない束柱の下地に塗ります。

 丁寧に刷毛で塗り広げたら、1日外で乾燥させます。組み上げてから仕上げ塗りをする予定です。

2 柱の長さの設計

 各束柱ごとの水糸(根太上面)から基礎までの長さと手すり用の貫き柱の長さを示したものが、右の図上段となります。

 それぞれ、5cm前後の余裕を持った数字にしています。組み上げてから上面はカットします。

 これを、14本の3m材で組み合わせるとだいたい右図下段のようになります。誤差は、プラス20mm、マイナス5mm位にしています。

 途中で、南側1本分のみ手すり柵を付けることにしたので、D10柱は、長いものに変更しました。太線部はダブってしまい、予備の柱とします。

 1本の角材から、3~6本の束柱が取れました。

3 柱のカット

 柱を直角に切ることが一番頭を悩ませたところでした。

 ホームセンターでは厚さ60mmまでしかカットできないし、電動ノコで切ると真っすぐに切れない可能性が高いです。

 結局、今後のDIYも考えて、マキタの大型卓上マルノコ(LS1510:380mm刃)を購入してしまいました。

 長い部材も切るので、付属品も取り付けました。(棒が1本間に合いませんでしたが・・)

 これだと、120mmまでの材は問題なく切れ、角度も直角だけでなく色々な角度調整できるので、今後様々な用途に使えそうです。

 きっちり材を固定して切ると、サクサク切れます。断面もとてもきれいに仕上がっています。

4 束柱の番号振り

 切った束柱には、場所の番号を付けていきます。

 長さを設計した柱の縦横の列を基準に、青、赤、黄色、灰色、緑のテープと番号を記入して、すぐにわかるようにしました。

 柱にマジックで書いてもいいのですが、直感的にわかるように色テープと番号を使いました。

 これで、基礎組の部材(根太板、束柱)が全部そろいました。次回は、金具を使ってこれらを組み立てていきます。

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