渡米しての釣りの準備(2023年版)

 3年ほど前に行く予定だった北米での氷上釣り、コロナ禍の影響でずっと行けませんでした。

 ここにきて、ようやく出入国の規制が緩和されたので、2月に渡米して氷上釣りを楽しんできます。

 以下で、現況での渡米への必要な準備についてご紹介します。

1 パスポートと国際運転免許証の取得

(1)パスポート

 パスポートは、各都道府県窓口で申請できます。福島県では、パスポートセンターがあり、1週間ほどで出来上がってきます。必要書類は、写真(4.5×3.5cm)と戸籍謄本または抄本と本人確認書類(免許証等)です。

 有効期限5年と10年があり、10年だと費用は16,000円程掛かります。申請時の写真は厳密性を求められるので、写真屋さんでの撮影をお勧めします。

(2)国際運転免許証

 北米は、日本と比較して公共交通機関、特に鉄道が整備されておらず、移動にはレンタカーが便利です。

 レンタカー使用時には、国際運転免許が必要で、これは各都道府県の運転免許センターで申請すれば、即日交付されます。

 費用は2,350円で、必要書類は運転免許証とパスポート、写真(4.5×3.5cm)です。

2 釣りライセンスの取得

 釣行予定のミシガン州では、オンラインで釣りライセンスを購入することが出来ました。

 携行しないで釣りをすると、200ドル以上の罰金が科されるようですので、必須です。

 オンラインで、米国での運転免許の提示を求められたので、担当に確認したらスポーツ関係登録(1ドル)すれば買えるとのことでした。

 指示に従って、無事入手でき、PDFファイルもダウンロードできました。印刷して持ち込みます。多分、スマホの画面を見せただけでも大丈夫だと思います。

3 交通と宿関係の手配

(1)航空券

 ネットでも各安チケットが購入できるようですが、今回は初めてでしたのでJTBの窓口で購入しました。

 乗り継ぎ便や直行便など、色々なパターンについて相談・確認出来て良かったです。今回は、羽田-デトロイト直行便(デルタ航空)が予約できました。

 JTBの窓口では、出入国の手続きに必要な手順・書類を詳しく聞けたので、不安があれば旅行会社経由での購入がおすすめです。

(2)レンタカー

 移動するためのレンタカーは、日本語表示のネットで簡単に予約できます。画像は最大手のHaretz(ハーツ)レンタカーの日本語サイトです。
 →Haretz(ハーツ)レンタカー予約サイト

 最初に借用場所、借用期間を入力し、次の画面で車種、加入保険の種別を選択すれば、金額も出て簡単に予約できます。

 今回は、一番小さなサイズの車を借用しました。費用は1週間で約400ドル弱でした。

(3)宿

 こちらも、ネットで予約が出来るシステムを利用しました。

 「Expedia(エクスペディア)」と言うサイトで、運営は北米ですが、日本語も表示され、使い勝手は地図と料金、宿ごとの詳細情報も出て、楽天トラベルやじゃらんと全く遜色がないです。
 →Expedia(エクスペディア)の予約サイト

 予約時の料金は、キャンセル不可と指定時間までのキャンセル無料の大別されます。キャンセル不可の方が安いですが、荒天で飛行機の遅れが出た場合を考え、キャンセル無料のプランにしました。

 キャンセルは、直接宿に連絡となるので、宿の電話番号を控える必要があります。

4 入出国手続き

 コロナ禍のために、かなりややこしいことになっています。

(1)米国電子ビザ免除システム(ESTA)

 米国に入国するためには、ネット上でのビザ免除申請プログラム審査を申請し、無事認証されることが条件となります。

 こちらが通らなければ、米国大使館まで出向き面接を受けてビザの申請しなくてはなりません。

 申請内容は、今まで入国拒否にあったかや犯罪履歴など、通常の人ならパスする項目と、北米での滞在先と連絡先です。

 更に驚いたことに、SNS(ほぼ全て)のアカウント申請項目もあります。反社会的な言動やテロ組織との繋がりを自動的にチェックするシステムがあるのかもしれません。

 審査には、21ドルの手数料がかかり、オンラインで支払い可能です。ただ、PCサイトではうまくいかず、スマホのサイトでようやく上手く行きました。

 ESTAで検索すると、代行申請業者のサイトが上位に示され、8,000円前後の手数料がかかるので、要注意です。正規の申請サイトは以下です。
 →ESTA申請サイト

 パスポートに紐づけされるので、審査が通れば有効期限の2年間は審査不要で入国可能となります。

(2)ワクチン証明書

 入出国時には、公的な機関発行の3回目のワクチン接種証明(英文)が必要です。

 接種を受けた市町村窓口に、申請用紙があると思いますので、そちらで申請して受け取ります。

 福島市は窓口で即時交付でした。念のため4回目の接種を受けた郡山市は郵送での申請でした。

(3)CDC(アメリカ疾病予防管理センター)への宣誓書

 ワクチン接種証明と一体の宣誓書で、ワクチンを接種した欄のチェックと署名が必要となります。

 CDCのサイトからダウンロードが可能で、そちらを印刷し、搭乗の航空会社に提出します。その際、ワクチン証明書も確認してもらう必要があります。

5 その他

(1)常備薬の持ち込み

 薬の持ち込みは、かなり厳しく制限されており、あやしい薬は入国審査で没収となりかねません。私は昔大病した経験があり、常備薬は必須です。

 そこで、あらかじめかかり付け医師に、英語の薬剤証明書を作ってもらう必要があります。

 特に書式はありませんでしたが、参考になりそうな書式をダウンロードして見本とし、作成してもらいました。

(2)ネット接続環境のカーナビ

 知らない土地でのレンタカー移動では、カーナビが欠かせません。

 昔は北米のレンタカーにもオプションでカーナビが付けられたのですが、今はレンタルしておらず、ネット上で動くカーナビアプリが必須となります。

 海外でネットに接続するためには、スマホの国際ローミングサービスを利用する方法とハンディWifi機器をレンタルする方法があります。

 今回は、非常時のバックアップも想定して両方を試す予定です。カーナビ画面はスマホだと小さく使いにくいので、8インチのWifi用タブレットを準備します。

 カーナビソフトは色々検討してみましたが、GoogleMapが一番なじみもあり、簡単そうなので、こちらを利用したいと思います。

 2月17日発、24日着で、ミシガン州ではfacebookの友人と一緒に、氷上でスピアーフィッシング(ヤス漁)やワカサギ釣りを楽しむ予定です。こちらのブログでもリアルタイムでご紹介したいと思います。

 2月17日を無事迎えられますように・・・

2 件のコメント

  • 凄いです、思い切り楽しんでいらして下さい。

    ブログ楽しみにしております。

    旅の安全と、楽しい釣りが出来ますよう、願ってます。

    • 梶原さん
      ありがとうございます。

      3年越しの夢がかないそうで、たくさん楽しんできます。

      桧原湖もようやく氷上解禁で、早速土曜に行ってきます。

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