今年の沼沢湖年券を購入しに行って、詳しい情報を確認することが出来ました。
今まで出来ていたことが、出来なくなったりと重大なルール変更があったので、記載します。
1 撒き餌(コマセ)禁止
こちらが一番大きな変更点だと思います。船でヒメマスを狙う方の多くがコマセを撒いてヒメマスを寄せてサビキで釣る方法でしたので、かなり困る方も出てくると思います。
日本でヒメマス釣りが出来る湖は、主要な8湖に加えて野尻湖、青木湖の10湖となっています。この中で、コマセ釣りが認められていたのは、本栖湖、野尻湖、青木湖と沼沢湖で、少数派ではありました。
私は2017年から船でのヒメマス釣りをはじめ、2019年からはコマセを撒かずにサビキだけで釣りをするようにしています。
ソナーで特定した群れにサビキを落下させ、上手く同期させるとコマセがなくても喰ってくるので、コマセがなくても大丈夫でした。
→真下にサビキを落とした時のヒメマスの反応
→ソナーで見たヒメマスの生態
西湖が沼沢湖と大きさ等が近い湖で、コマセ禁止の中、サビキを使う場合はそのままかイクラなどのエサを付けて係留して釣っているようです。
岸辺からルアーやジグを投げて、数を上げている方もいるようですので、これから船での釣りもルアーやジグが主流になるかもしれません。
2 係留場所許可制
沼沢湖をカヤックで周遊していると、あちこちに船を係留するためのブイが設置されています。
一昨年までは東北電力の区画ブイへの係留も認められていたのですが、昨年から禁止になっています。
沼沢湖は、国定公園内の第3種地域で、係留のためのブイは工作物とみなされ、今シーズンからは県の許可が必要となってくるようです。ただ、県がすんなり許可を出すかどうかは不明です。
沼沢湖は、最大水深が100m近いカルデラ湖で、岸辺からすぐにどん深となっているポイントが多いので、係留するにはあらかじめブイがあった方が便利でした。
これがその都度係留するとなると、かなり長いロープが必要となります。
係留しないとなると風で船を流しながら、サビキで下を探っていく、またはルアー・ジグを投げて反応を見る釣りになると思います。
何れにしても、船での釣りはかなり方法を変える必要が出てくることになると思います。
3 早期禁漁区の設定
昨シーズンから、9月からの1か月間、湖北東部の流れだし付近は禁漁期間となっていました。
これが、今シーズンから6月から地図で示す付近(湖の北東部分ほぼ全て)が新たに禁漁となりました。
岸辺からヒメマスを狙うほぼ全てのエリアとなりますので、6月以降も釣りを続けるためには船でエリア外に行くしかありません。
これ以降の岸釣りはかなり厳しいと思います。
本来なら今年・来年と2年禁漁のところ、段階を踏んでとのことですので、来年は通年禁漁となる可能性があります。
4 まとめ
今シーズンからのルール変更は、釣り方自体を大幅に変更する必要が出てくる極めて大きな変更となっています。
特に、今まで主流だった船団を組んでコマセをたくさん撒いて、ヒメマスを寄せて釣る方法は使えなくなってしまいました。
今後は、船でも、ルアーやジグを使って広く探っていく釣り方が主流となると思います。
私の釣法は、コマセも撒かず係留もしないので、今まで通りサビキの落下同期釣法をメインに行こうと思います。
ただ、何度もトライしてうまくいかないルアー・ジグについても何とかマスターしたいと常々思っています。
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