Tentipiで冬場のグランピング

 昨年(2022年)から今年(2023年)の冬にかけて、自作のウッドデッキ上にスウェーデン製のティピー型テントTentipi9(Safir)を張って、週末グランピングの挑戦してみました。

 こちらでは、その準備や装備、感想や反省点について記載したいと思います。

1 グランピングの準備

(1)ウッドデッキの製作

 先ず、テント内で快適に生活するためには、水平を取れる場所が必須で、できれは湿気も避けたいものです。

 そこで、条件を満たすために約7ヶ月かけてウッドデッキを自作してみました。

 大きさはTentipi9の床面積を考えて、6m×6mのデッキとし、強い北西風に備えるためと集落側からの目隠しのために、北西側には高さ約90cmのウッドフェンスも付けました。

(2)テントの設営

 テントを固定するためには、通常ペグ打ちが必須となります。ところが、地面と違いデッキ上には、ペグを打ち込むことができません。

 そこで、デッキ上の固定部にM10の鬼目ナットを板材にねじ込み、そこにフック類を、フェンス上にはU字型の金具を取り付けることにしました。

 これらにロープを掛けて、強風でも倒壊の心配が全くない位にテントを固定することが出来ました。

 冬場での生活ですので、床面からの断熱は一番のポイントになります。

 今回は、ブラックシート→付属のグランドシート→段ボール→厚さ2mmの銀マット→カーペットと5枚の敷物で対応しました。

 それぞれ、製品は四角なので、テントの床に沿った形で、切って使います。 

2 テント内の装備

(1)ストーブ類

出典:Pharus International Inc.

 このテントは、上部が開閉可能で煙突穴が付き、幕体下部には空気取り入れ口が付いています。テント内での火器の使用を前提に作られた稀有なテントとなっています。

 利用する薪ストーブには、テンマクデザインのウッドストーブMを利用しました。このストーブはS~Lの中の中間サイズのストーブで長さ36cmまでの薪を投入できます。

 薪には、母屋で使っている薪ストーブ(クアドラファイア:エクスプローラー2)用の薪を作った時に出た短いもの、建築廃材を35cmに切ったもの、ホームセンターで売っている市販の広葉樹薪35cmを使います。

 天板では鯛焼きも焼けましたし、オーブンを接続すればピザやモチも焼くことが出来ました。

 焚き付けには、石油を浸み込ませたオガ材の文化焚き付けと割った竹材を使っています。また、薪には焚きはじめ用には市販の広葉樹薪、火が安定したら、家で使っている薪ストーブ用に作ったナラ薪の中から短いものを使っています。

 テント内で使うには、カーペットを汚したり焦がしたりしないように、90cm角のステンレス板をつなげて敷き、その上に防火布を張った板材を乗せ、その上に薪ストーブを設置しています。

 この他に、補助用のストーブとして、小型の石油ストーブも置いて、一晩中点けるような使い方をしました。
 

(2)寝具

 テント生活で一番大切なのは、快適に眠れることです。寝室で寝るよりも過酷な自然環境の中ですので、快適な道具が求めらえると思います。

 そこで寝具については妥協せず、小型ベットと奮発して寝室で使っているものと全く同じシリーズのマットレスを準備しました。

 また、掛け布団については、安価ながら耐寒性が高いニトリの羽毛布団を準備しました。

 最初キャンプ用のマットとシュラフを考えていたのですが、奮発して正解でした。テント内が氷点下近くに下がってもとても快適に眠れました。 

(3)椅子とテーブル

 椅子については、キャンプでいつも使っている折り畳み式のローチェアをメインで使い、ゲスト用にパーミットチェアも準備しました。

 座り心地等問題なく、雰囲気を出すためにトナカイの毛皮も敷いてみました。

 テーブルは、60×90cmのウッドテーブルを準備しましたが、これよりワンサイズ小さくても良かったかも知れません。

(4)電化製品

 ア 電源コンセント
 母屋の野外コンセントから、50mの防水ドラムコンセントをテント内に引き込み、主電源としました。

 距離的に少し心配があったのですが、この距離で十分対応できました。

 イ 照明とファン
 夜の利用に備えて、メインポールからペンダントライトを吊り下げました。デザインや照度等色々悩みましたが、照度はそれほど必要なかったようで、丁度良い感じに仕上がりました。

 また、薪ストーブから上がる暖気を強制的に足元にも下げるため、USBで接続するファンもメインポールに付けました。薪ストーブが温まってから利用すると、とても暖かいです。

 ウ 快適装備
 途中から、湿気や花粉が気になりでしたので、空気清浄器と除湿器も内部に入れました。

 空気清浄機は、花粉や煙を感知し直ぐに浄化してくれる優れもので、火を焚き始めるとすぐに感知し作動してくれます。

 こちらには、湿度計も付いているので、薪ストーブを焚くと70%位あった湿度が50%まで下がっていく様子が良く分かりました。

 カビが怖くて除湿器を入れてみたのですが、あまりテント内の湿度が上がることはなく、動作させても少ししか水がたまりませんでした。

 時々薪ストーブを焚くのであれば、不要な機器だと思います。

 マキタの充電式冷蔵庫も活躍してくれました。色々使っているのですが、こちらは、冷やす方では-15~10度位に対応可能ですので、いつでも冷たい飲み物を飲むことが出来ました。

エ Wifi利用機器(テレビ、ノートPC)
 テントが母屋からあまり離れていないので、Wifiの電波はなんとか届く範囲でした。

 寝室等での利用を前提に作られているパナソニックの小型テレビ「プライベートビエラ」も作動し、15インチの画面でテレビを楽しめました。

 ノートPCも母屋のルーターからの電波受信範囲で、問題なくネット接続出来ました。こちらは、いざとなればスマホのテザリングを利用することもできますので、それほど心配する必要はないのかもしれません。

オ その他
 テントからトイレまでの距離が結構あるので、特に厳冬期は外に出たくありません。

 そこで、ドライブで利用するトイレ用バックを準備して、朝方や夜などは利用していました。

 固めて捨てるタイプなので、とても便利です。

3 感想や反省

 冬の間、週末テント内で暮らしてみましたが、極めて快適に生活することが出来ました。

 特に、薪ストーブを使って、氷点下近くまで冷えたテント内がすぐに暖まるのはとても良かったです。

 このMサイズのストーブでも9人用のテントの暖房としては必要十分な機能を持っています。ただ、厳冬期には薪の投入を頻繁にする必要があるのが、少し手間のかかるところです。

 また、最初オーブンを接続していたのですが、そうすると直立煙突よりも煙の引きが弱くなり、どうしても煙突内のススの付きが多めになってしまいました。途中から、外したらススの付きが明らかに少なくなりました。

 また、最初2重のスパークアレスターを作って付けましたが、煤の除去がしずらくなり、あまり効果がなかったので、途中から取り外しました。

 設営中に2度ほど多めの雪に見舞われ、1度目は除雪を怠り雪解けにまかせていたら、内部に水が浸み込んでしまいました。2度目は裾に積もった雪のせいで中央のポールがひしゃげるかと思う位テンションが掛かってしまいました。

 降雪時は、裾部の雪をすみやかに除雪する必要があると改めて思いました。

 ベットにマットを置くと確かに快適なのですが、どうしてもスペースが狭くなりがちです。来シーズンは、床暖房も付けて、ロースタイルにも挑戦してみたいです。

 TentipiのSafirシリーズはプロフェッショナルな布地を利用しているだけあって、布地の劣化は全く感じられませんでした。ホントに凄い幕です。

 →Tentipi公式サイト(日本語版)
 →日本販売代理店(ファロスインターナショナル)サイト

2 件のコメント

  • はじめまして!
    庭にテントがはれるウッドデッキがあったらいいな…と思って画像検索をしていたら、こちらに辿り着きました!ウッドデッキ、羨ましいです!
    それから…わたしも釣りが好き(といっても、堤防からのちょい投げしかできませんが…)で、刺激を受けました〜

    たくさん気になる記事があるので、またおじゃまします!

    • ぴめんたさん、コメントありがとうございます。

      テント用のウッドデッキは、鬼目ナットを使って完璧に固定できました。

      これからも色々楽しい記事を書きたいと思っていますので、気軽に遊びにいらしてください。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です