厳冬期の車中泊に備える

 車中泊に特化したステーションワゴン、ホンダシャトルに乗り換えて、夏場は快適に車中泊が出来ていたのですが、厳冬期の車中泊には不安がありました。

 裏磐梯や岩洞湖での氷上わかさぎ釣りや氷上サクラマス釣りで、快適に車中泊が出来れば最高です。

 そこで、これまでの装備に加えて、より快適な車中泊のための装備を準備してみました。以下で今までの装備も含めてご紹介します。

1 床面からの断熱

 荷室で、寒気が入ってくるのは、下方向の床面とガラス窓が大きなところです。

 床面では、一番最初にフロアを平坦にするのに12mm厚のコンパネとフロアシートを使いました。これで基本的な断熱は出来たと思います。

 更に、就寝時には、厚さ100mmタイプのエアーマットを敷きます。山岳用マットの標準メーカーのサーマレストのキャンプ用の物でも一番厚く断熱性能も最も高いものです。

2 荷室窓からの断熱

 夏場には、ガラス窓に付けるタイプの遮光断熱マットを付けただけでしたが、厳冬期ではそれだけでは不安になります。

 そこで、相方が実践しているという銀マットを側面に取り付ける方法を実践してみました。

 取り付け用には、釣り竿ラック用のバーと同径のステンレスパイプを左右の天井部に取り付け、そこから吊り下げる形としました。

 後部は、それに沿った形のマットを作成してみたら、テープ等を利用せずにそのままはめ込み可能でした。

3 前方部からの断熱

 荷室の他には、運転席・助手席に大きな空間があり、窓断熱はするものの、そこに冷気がたまりそうな気がします。

 そこで、荷室との境界にカーテンを設置することにしました。

 荷室両側のバーに直径9mmの細いバーを渡して、そこからカーテンを吊り下げます。

 どうしても、座席側面から冷気が入る気がしますが、後は実際に車中泊してみて、改良したいと思います。

4 シュラフの追加装備

 今までは、封筒型ダウンシュラフを各シーズンに合わせて、3種類準備していたのですが、一番厚いものでも対応温度は0度となっています。

 また、封筒型の欠点で寒い気温下では、首から上がどうしても寒くなってしまいます。今までは、段ボールや毛布で対応してきましたが、外気温が氷点下10度以下となる裏磐梯や岩洞湖には対応できないと思います。

出典:イスカの製品ページ

 そこで、思い切って封筒型ダウンシュラフと同じメーカー、イスカの厳冬期用ダウンモデルのエアープラス810と言う氷点下25度まで対応可能なモデルを追加購入しました。

 日本でメジャーなアウトドア用シュラフメーカーには、「モンベル」、「ナンガ」、「イスカ」の3社があり、イスカは昭和47年創業のシュラフ専門メーカーで、質実剛健な製品づくりがとても気にいっています。

 イスカのシュラフは保温性が抜群で、厳冬期登山愛好者にも好評のシュラフとなっています。本州最寒冷地の岩洞湖でも十分対応できそうです。

 <参考>ダウン寝袋、人気の3大メーカー「ナンガ」「イスカ」「モンベル」はどれが買いなの?(CAMPLab)

5 荷室内暖房の追加

 今まで荷室内で特に暖房を使っていませんでしたが、今回、暖房に2.6リットルの湯たんぽを準備してみました。

 実質火器を使うことができない中では、湯たんぽや電気毛布を使うのが現実的だと思います。

 ただ、湯たんぽをそのまま使ったのでは、すぐに冷たくなりそうなので、より長い暖房時間となるように、周囲を断熱材で覆ってみました。

6 まとめ

 これで今まで対応が難しかった0度以下の厳冬期にも快適な車中泊が出来るようになりました。

 特に、イスカの厳冬期用シュラフは寝ごこちが良さそうなので、今から使うのが楽しみです。

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