いちご畑を作る

 いちご好きが高じて、本格的に畑を作ることにしました。

 以前家庭菜園で4年ほど栽培した経験があるので、比較的得意な作物かもしれません。

1 品種選定と畑の設計

 いちごの品種には、古くからある「宝交早生」、「麗紅」からはじまって、人気品種の「とよのか」、「とちおとめ」、最近では「四季成りいちご」など色々な品種が出回っています。

 古くからある品種の方が病害虫に強く、育てやすいのですが、今回はがんばっていちごシャーベットにも使っている「とちおとめ」を栽培することにしました。

 ホームセンターをあちこち回りますが、中々売っているところありません。ようやく売っているチェーン店でみつけましたが、結構な値段となってしまいました。

 いちご畑にする場所は、スイカや花木などが作られていた跡地で、だいたい6m×14m位の広さを使えそうです。

 そこで、畝幅120cm、長さ12mの木枠「レイズドベット」で作った畝を2列作ることにしました。

 畝間は1mとして、外側も含めて防草シートを張って、雑草の徒長を防ごうと思います。

2 元肥撒きと耕うん

 まず、元肥としてたい肥、消石灰、いちご専用肥料を畑にまきます。

 いちご専用肥料は様々な種類が出回っていますが、今回は朝日工業の「いちごの肥料」5kg入りを4袋使いました。

 ただ、畑の広さに対して少し足りなかったようで、ペレット状の有機肥料も少し加えました。

 トラクターでの耕うんは念入りに3回ほど行い、肥料が土によく混ざり、土も細かくなるようにしました。 

3 土寄せと木枠作り

 耕うん作業を終えてから、畝に沿ってロープを張り土を寄せていきます。

 木枠には、幅18cm、長さ366cm(予想より6cm長かったです)、厚さ2cmの杉板を使いました。1辺の長さは366cmの板3枚と120cmに切った板1枚の合計4枚を使います。

 まず、正確な位置決めのため水糸を張って、木枠の重なる部分に杭を打ち込みます。ここが曲がると連結できなくなるので慎重に位置決めをします。

 杭を打ち終えたら、木枠を木ネジで留めます。杭を少し貫通する位の長めのネジだと良く止まります。

 杭と板だけだと土を抑える力が弱いので、不要となった支柱用の鉄棒を切って作った鉄杭を間に打ち込みます。

 杭類を打ち込んだら、上をカットして完成です。

4 植え付け

 株間は40cmで、1列28本の合計4列(112株)となります。苗は運びには、最近導入したマキタの充電式運搬車が大活躍です。

 土作りに不安があったので、植穴の下と周りには花と野菜のための培養土を入れることにしました。

 培養土を入れた植穴にたっぷりの水をやり、苗が深くならないように気を配りながら深さを調整し、周囲にも培養土を入れます。

 植えつけたら、たっぷりと水をやって完了です。

 また、今回は、病害虫を防ぐために両サイドと畝中央の4本おきにニンニクを混植してみました。

5 今後の予定

 いちごは低温には強いものの、雪の下になってしまうと弱るので、雪に備えて12月末から2月末まで、ビニールシートを被せます。

 追肥は11月末か3月頃に、株回りに軽く専用の肥料をかける予定です。

 雑草よけには、3月頃に黒マルチをかける予定で、収穫前にはその上に切りわらのようなものを敷こうと考えています。

 4月後半になって花が咲き始めたら、1週間おきに液肥をかけます。栃木のプロ農家の方の話だと、クエン酸、糖蜜、アミノ酸をそれぞれ1/1000含んだ溶液をかけると甘みが増すようです。

 また、古い葉を取りすぎないようにすることと、脇芽かきにも注意が必要なようです。

 なんとかうまく作って、自分の畑でいちご狩り、毎日お腹いっぱい美味しいいちごを食べてみたいものです。

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