湖底図から桧原湖のポイントを再考する(1)

 今まで桧原湖氷上に3回行ってきましたが、爆釣ポイントには当たらず、少し良いか、ごく普通のポイントだけしか見つけることはできませんでした。あらかじめ、湖底地図の地形から魚がいそうなポイントに印をつけて、そこを順次探査していくのですが、魚の反応がなかったポイントもたくさんありました。
 そこで、地図を見て、現況ではどのような場所に魚がいて、どのような場所にいなかったのかについて、再度考えてみたいと思います。本来なら、湖底の底質も大事な要素だと思うのですが、今回の地図では、それがわからないので、純粋に地形だけで考えてみようと思います。

1 魚の反応がなかったポイント


 最初に考察で、周囲から明らかに低くなっているポイントには、魚がいそうだと思っていましたが、いないところもかなりありました。地図を見てみると、周囲からは低くなっているが、低い部分の面積が狭い特徴がある感じがします。
 一見すると魚が溜まっていそうですが、どうやら、魚が泳ぎ回るスペースが必要なようで、ただ単に深くなっているポイントには、魚はいないようでした。
 やや広めの低地のカケアガリの際もいくつか見てみましたが、反応がありませんでした。低地とカケアガリの際を回遊していると思っていたのですが、少し違うかも知れません。

2 魚の反応があったポイント


 魚がいたのは、周囲より低い場所でも低地にある程度の広さがあるポイントでした。おそらく泳ぎ回る広いスペースがあり、程よく周囲より低くなっているところがいい感じだと思います。
 と言っても残念ながら、3のような実績のあるような爆釣ポイントではありませんでした。おそらく、それにプラスアルファの要素が必要なのかと考えています。今後更に探査を続けたいと思います。

3 今まで実績のあるポイント

 今回は探査しませんでしたが、遠くにある実績のあるポイントについても秋に湖底図を作って確かめてみました。すると、古い国土地理院の湖底図では、緯度・経度からカケアガリ上にあるテラス状の地形のように見えたのですが、実際は違っていました。広めの低地から続く小低地の境界付近がポイントでした。どうやら、広めの低地を回遊しているわかさぎが、そこから狭い低地部分に移動してくるようでした。

4 まとめ

 今後は、15m前後の広めの低地があり、そこに僅かに地形の変化が認めらるような場所やそこから低い場所がゆるやかにつながっている場所を探査してみたいと思います。なかなかすぐに結果は出ませんで費用対効果はすこぶる悪いですが、ポイント探し自体はとても楽しいので、続けて行こうと思っています。前夜に魚探の画面に表示される湖底図を見ながら、明日はここに行こうなどとあれこれ考えるのも楽しいものです。

 また、探査をして行く中で感じたことは「やっぱりLiveScopeが欲しい!」でした。最初、わかさぎ釣りにはPS22で十分と思っていたのですが、わかさぎは小さく、特に底付近にいるものをこれで見つけるのは難しいかもしれません。きわめて高い解像度を持っており、遠方の1匹1匹の魚がきれいに映るLiveScopeなら、それが可能かもしれません。しかし、さすがに今年は釣り道具に使う資金が枯渇してしまったので、来シーズンにどうしようか考えたいと思います。Facebookのガーミンのアイスフィッシングのグループでは、PS22を持っている人が次々にそれを手放し、LiveScopeに買い替えていることから、その圧倒的な解像度はあちらでも支持されているようです。

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