今年の5月から、ガーミンソナーのPS31の前方探査とPS22の下方探査の両方を使って、ヒメマス釣りを続けてきました。
その中で、サビキ仕掛けを前にしたヒメマスのだいたいの反応がわかってきたので、ご紹介します。
1 基本的な釣り方
泳ぐ層と群れの大きさによって、画面での見えかたに違いがあります。写真は初期のまだ、魚が散らばっていない頃の画像で、群れの塊が確認できます。
ここ最近の傾向では、小魚は大きな魚群を作り、中~大型の魚は、単独や大きくても3~4匹の群れで泳いでいます。
画面で、中~大型の魚で釣りやすい10~15m付近の魚にアタリをつけ、カヤックで近づきます。
ヒメマスは、PS31ではブルーの画面の中の光る点として認識できます。上部にある光る層は水の汚れからくるノイズです。
近くまで来たら、仕掛けを魚の泳ぐ層まで入れ、更にPS22の下方探査画面で仕掛けと魚が接触するように、操船します。
PS22では、ヒメマスは横に長い光る点として認識されます。ソナーのビーム波は放射状に発射されているので、同じ深さでも両端は中央よりも上に表示されます。また、仕掛けは、サビキの上の金具と下のオモリが映ります。水深が5mより浅くなると各1個1個のサビキも認識できるようになります。
ここで、サビキ仕掛け(コマセ無し)に遭遇したヒメマスは、以下に示すような様々なパターンを示します。
2 サビキ仕掛けに遭遇したヒメマスがみせる反応
(1)ガン無視:2割
仕掛けを、鼻先に持って行っても、全く反応を示さず、スルーされてしまいます。
どちらかと言うと、高速で移動しているヒメマスに大い感じがします。また、5mより上の上層の魚に多い傾向があると感じています。
(2)興味を示すが、疑似餌と見破られる:4割
一度見破られると、もう1回鼻先に持って行っても、全く反応を示さなくなります。
一番多い反応ですが、ここで、仕掛けを動かすと喰ってくることもあるので、見破られそうと思ったら、少し動かしてみるようにしています。
(3)甘噛みだけで、針がかりしない:1割
サビキ仕掛けに噛みつきますが、取り敢えず軽く噛む感じで、針ガカリがしません。
竿を煽ってもスカッと抜ける感じになってしまいます。
(4)素直にサビキに噛みつく:3割
ヒメマスのアタリは、小型を除いて、ほぼ全て食い上げのアタリで、明確に穂先にアタリがでます。
泳いでいるヒメマスの後ろから仕掛けを送り込むよりも、泳いでくる方向に仕掛けを置き、接触をはかる方が喰いがいい感じがします。
3 まとめ
以上の「ガン無視」、「喝破」、「甘噛」、「ヒット」の4パターンがあり、だいたいの割合も記載の通りです。
ただ、時間帯や天候によって「ヒット」の確率が落ちる場合があり、日が高くなってからは喰いが悪くなる傾向があると感じています。
また、この釣りはカヤック(私のはフジタカヌーのアルピナ2-430EX)の微妙な操船を要求される釣りですので、風はだいたい風速1mまでで、2mを超えると釣りにならなくなる感じがします。
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