テント用のウッドデッキを自作する9-床板張り-

 1×4の補助根太材の取り付け、床板の塗装も終わり、いよいよウッドデッキ作りのメインイベント「床板張り」です。

1 隙間板の製作

 ウッドデッキは、家屋の床と違い、床板間に隙間を作ります。標準の隙間間隔は5mmで、床材(3000×120×30mm)もこれを基準に準備(6000÷125×2=96枚)しました。

 制作時に隙間を均等にするため、間に挟む5mmの板材を6セット作りました。

 また、釘を打つ場所の目印も作ってみたのですが、結局使いませんでした。

2 開始線と中心線の設置

 基礎部分を正確に作ったつもりが、北西部分がやや西側に開いてしまいました。そこで、東側(家側)を基準として、柱が触るラインを見つけ出し、開始線を水糸で設置しました。

 また、3mの床材が接する中央部分にも丁度真ん中に来るように、床材の上面(30mm)の高さを基準に、中心線に水糸を張りました。

 ここで間違うと、きれいな正方形にならないので、慎重に位置決めをします。

3 床板を張る

 片面48枚、合計96枚の床板を張ることになりますが、色々考えて東の開始線から10枚ずつ張ることにしました。道具はドリル、ドライバー、電動ノコ、電動グラインダーです。

 今回は、床板材の2カ所に、下穴を開けてから径4.2mm、長さ75mmのステンレス製のコースレッドを使い2×4材の太い根太材に固定しました。

 下穴には、釘頭も一緒に開けられるドリルを使っています。杉はソフトウッドなので、釘頭まではなくても良いかもしれません。

 5mm隙間板を使って、10枚の板を等間隔にならべ、開始線から先頭の板までの距離を同じになるようにします。また、反対側の板との接触部は中心線の水糸を基準にします。

 最初に一番先の板を固定し、その後中央部分の片側9枚の板の1箇所を留めます。反対側を正確に留めるまでは、遊びを残して留めます。

 更に反対側に回って、床板を等間隔に並べ、こちらは2カ所できっちり留めます。

 最後に床板の中央部の2×4材の根太にかかる部分と最初に留めた片側を留めて完成です。

4 柱部分の加工

 ウッドデッキには、床面からの高さが約90cmのフェンス用の柱が11本あり、こちらの周囲の床板を加工する必要があります。

 東側開始部分では、柱間の寸法に床板を切って張りました。ただ、柱間には根太がない部分があるので、そこは柱に床板1枚分の小さな根太をあらかじめ付けました。

 側面の柱部分は、寸法を測って床板を切り、はめこみます。どうしても斜めに電動ノコが入ってしまうことがあり、その場合はグラインダーで削って調整します。

5 まとめ

 床板を96枚張るのに、だいたい丸2日位かかりました。

 杉材自体の左右方向にたわみがあるものもあり、完璧な隙間間隔とはいきませんでしたが、実用上問題はないかと思います。

 また、左右の床板セットはうまく平滑に保てましたが、中央の連結部で2mm近い段差がある場所が出て来てしまいました。

 根太に使った2×4材のたわみが原因かと思いますが、段差部分の床板をグラインダーで削って平滑に修正したいと思います。

 また、隙間板は6セットしか作りませんでしたが、もっと多く作っても良かったかもしれません。

 残りの作業は、ウッドフェンス張りと階段作りのみとなり、だいぶ先が見えてきました。

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