足漕ぎカヤックでの魚群探知機仕様に備えて防水バッテリケースを製作しました。
現在乗っている組み立て式のカヤック(フジタカヌーアルピナ2430EX)は、シットイン(船底に座る)タイプのカヤックで、両側に気室もあり、水の侵入や転覆は考えなくても大丈夫な船です。
それに対して足漕ぎ式カヤック(ホビーカヤック、コンパス)は、シットオン(船の上部に座る)タイプのカヤックで、水の侵入や転覆ありきの船です。
そこで、浸水に備えてバッテリーケースを自作してみたので、ご紹介します。
バッテリーには、マキタ18V6Ahと12V出力用アダプタを使います。
1 材料と道具類
・防水ケース
色々探してみましたが、このセットに合うのは、21x16x10cmの防水・防塵開閉式プラスチックボックスでした。
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・ケーブルグランド
防水ケースから配線を出した部分を防水加工する時に必要な部品です。ケーブル径2.5~3.5mmに対応するものにしました。
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・硬質スポンジシート20mm厚と10mm厚
バッテリーをケース本体に固定し、動かなくするために使います。
・15mm厚板材
こちらもバッテリーをケース本体に固定し、動かなくするために使います。ケーブルの差し込み口に使います。
・M8ナット(P1mm)とワッシャー
ケーブルグランドを本体に固定する時に使います。ナットは通常のピッチではなく細目のものを使います。
・L字金具、木ネジ
ケーブル差し込み口に使う板材を本体に固定する時に使います。(組み上げた後考えて、スポンジシートでも大丈夫だと思いました。)
・DC12V電源用コネクタ
防水仕様にする前に使っていたコネクタで、ドライバー1本で固定出来るので重宝しています。
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・2ピン防水 コネクターカプラー
魚探とバッテリーの接続を防水仕様に代えた時に使った部品です。
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・電源ケーブルバラ売り1m
赤黒のケーブルの中でも少し太めのものを選びました。
・道具類
カッター、カッターマット、ボンド、瞬間接着剤、粘着テープ、ニッパー、小型ペンチ、小型プライヤー、ブラスドライバー、電動ドリル(穴径8mm)、電動ノコギリ
2 作り方
(1)シートと木材をカットする
シートと板材をケースの寸法に沿って、カットします。更に木材はコネクタ差し込み口付近をカットします。
(2)木材にL字金具を取り付ける
板材のコネクタ側にL字金具を面一に取り付けます。この工程は、板材と本体の間に差し込むシートをもう1個準備すれば不要かもしれません。
(3)シートと板材を本体に接着する
ボンドを使って、シートと板材を本体に接着します。板材のL字金具は念のため瞬間接着剤を使います。
(4)本体に穴を開ける
電動ドリルを使って、本体側面上部に8mmの穴を開けます。浸水した場合に備えてなるべく上部に開けました。
(5)ケーブルグランドを取り付ける
8mmの穴にケーブルグランドを差し込み、裏面にワッシャーとナットを付けて、小型ペンチとプライヤーを使ってしっかり固定します。
(6)ケーブルをグランドに通し、両端にコネクタカプラーを取り付ける
ケーブルをグランドに通し、内部の長さが丁度良くなる位置でグランドを締め込み固定します。
更にバッテリー側にコネクタ、外部接続側にカプラーを取り付けます。
通電試験をして、問題なければ、カプラーが外れないように粘着テープで固定します。
3 完成
魚群探知機用とソナー用に2個作りました。作業時間はだいたい半日位です。
これで、足漕ぎカヤックでも安心して魚探とソナーを使うことができるようになりました。
18Vのマキタバッテリーは色々なところに使いまわせ、複数持ち込めば、釣り最中のバッテリー切れの心配もなくなります。
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