1月23日の釣行で、Garmin Echomap UHD 72CVにGT-10を接続して、色々な設定を試してみました。
前に一通りの機能について、GT-8とともにご紹介しましたが、再度GT-10に絞って便利な機能等についてご紹介します。
1 可変周波数と角度
この振動子は、以下のような10の周波数を角度を変えて使えるようになっています。角度・周波数によって、かなりの違った範囲を探知できることがわかると思います。
7°296kHz/8°268kHz/9°243kHz/10°220kHz/11°199kHz/12°181kHz/13°166kHz/14°152kHz/15°142kHz/16°133kHz
使い方としては、まず群れが入ってこない時は角度を大きめにして、広い範囲の魚を探知し、群れが入ってきたら角度を狭めて直下の魚だけ表示するようにして、アタリに備えるような使い方ができると思います。
また、下記の周波数分割表示機能を使って、左右で探知範囲を変えることも出来ます。
他の魚探と干渉が激しい場合、周波数を変えてそれを少なくすることも可能かと思います。
2 底画面拡大機能と周波数分割表示機能
他の氷上釣り用魚探と同じく、底画面の拡大表示機能を持っています。
この魚探では、最大で上下幅1mの範囲まで範囲を拡大できます。
また、左右の画面分割画面では、左右それぞれの画面で、任意の周波数を設定することが出来ます。
照射角は周波数ごとに変わってくるので、左側が低周波広範囲、右側が高周波狭い範囲のような使い方が出来ます。
氷上わかさぎ釣りでは、底層から中層にかけて広い範囲にわかさぎがいる場合、左右で周波数を変えると特に中層の魚を効率的に狙えると思います。
3 探知直径の自動表示
72CVでは、2分割画面にした時の通常画面の下の方に表示されます。
周波数と角度と深さから、自動的に探知直径を計測し、円錐として表示してくれます。
直観的に氷穴下の底面の範囲をつかめるので、とても便利です。
一番狭い7°を利用すると、かなり狭い範囲の魚を探知していることが良く理解できます。この角度だと、魚探に写った魚の視界にエサが完全に入っていると思われるので、アタリに備えることが出来ます。
※読者さんから、GPSMAP585では円錐が映らないとのお話をいただけました。Echomap以上の横長画面の魚探に特有の機能かも知れません。
4 フラッシャー機能
今、日本ではフラッシャーを使う人はあまりいないと思いますが、北米では今でも使っている方が結構いるようです。
フラッシャー単体で表示もできますし、通常魚探と組み合わせて表示することも出来ます。最近の魚探は感度がいいので、よほどフラッシャーの画面に慣れた方以外は使わない機能かもしれません。
5 まとめ
今回はEchomapUHD72CVでその機能を試しましたが、多くの方が氷上で使っているGPSMAP585PLUSだと多少変わって来る点があるかも知れません。
この振動子で一番便利なのは、やはり可変周波数で、テントや小屋の周囲にいるわかさぎを探知するのに、とても便利だと思います。
また、これと関連して設定した角度・周波数から、底の探知直径を画面に表示するのも直感的にわかりやすいと思います。
私は、氷上わかさぎ釣りでは、一番ポピュラーなホンデックスPS-611CNがほぼ必要十分な機能を満たしていると思っています。
しかし、正確な湖底図(ホンデックス内蔵地図は古く、現況と大分異なります)からポイントを考えたり、周波数を変えて、様々な泳層のわかさぎを確認するのには、やはりガーミンの魚探がとても便利です。
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